自分が使っているもの、食べているもの、身の回りのものに対してもっと意識的になる。無意識な行為を改めると、“今”がより充実していく……。
いきなりもったいぶった表現から始めてしまいましたが、何に対しても無意識で当たり前に日々を過ごすあまり、自分にも他人にも優しくないことをしているのでは、と深く考えさせられたのが、この洗濯洗剤との出会いです。「大げさ〜」と突っ込みたくなるお気持ちもごもっともですが、ちょっとお聞きくださいませ。
改めて、洗濯洗剤です。私がこれまで使っていたのは、誰もが知っているブランドの洗浄力の強さを謳う洗剤と、その効果すら実感もないのに習慣買いしていた柔軟剤。そもそも、洗濯は洋服や下着の様々な汚れを落としてくれ、気持ちの良い着心地を復活させるもの。洗濯物にはサッパリ綺麗に生まれ変わって欲しいので、地球に優しい“エコ”な視点は分かっていても洗浄力や仕上がりが最優先、と思ってきました。
「海へ…Step」という洗濯洗剤は「エコな洗剤は洗浄力や仕上がりがイマイチ」と思う、私の固定観念をガツンと打ち砕く一品でした。オリジナル商品「海へ…」は20年前にスタートし、口コミで多くの人に愛されてきたそうですが、満をじして今夏パワーアップ版が登場したばかり。洗濯の排水は海へ流される……。環境や人以外の生物に与える影響、洗濯後のことも考え、海を守ることを理念に掲げて開発された洗剤なのです。
ベースとなっているのは、環境破壊が問題となる海洋タンカーの事故処理研究。洗浄成分は100％植物由来成分ですが、脂分や汚れをスピーディに分解して落とし、落とした汚れが衣類に再付着しないので、すすぎいらず。洗った後の繊維が１本１本立ち上がって柔らかくなるので柔軟剤も不要。さらに中性なのでおしゃれ着洗いまでこれ１本で大丈夫です。洗って脱水するだけでいいから、水も時間もセーブできてしまいます。
一挙にこの洗剤の良さをまくし立てましたが、理解していただけたかが不安です。かくいう私も、生来の疑り深さを発揮して、本当にすすぎ０で大丈夫か、２週間ほどは信用できずにすすぎ１回で使用し、続いてすすぎ０に挑戦した始末。
そして仕上がった洗濯物をくまなくチェックし、濃い色の洋服には洗剤カスが残っていないこと、全体に汚れはしっかりとれ、心地よい仕上がりになっているのを確認し、この洗剤の実力を思い知ったのでした。難しい理論はよく分からないのが悔しいですが、部屋干しもいつもより嫌なニオイがせず、快適に過ごせたのも事実。使う人、環境、生きとし生けるもの…。全方位が喜ぶ洗剤には、感心するしかありません。（ライター Mikiko）
＜商品概要＞
■商品名：洗濯用洗剤 海へ…Step（ポンプ付き 500g 税込 3,024円）
■販売：クロワッサンの店
※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ（税抜き）の価格となります。
