くらし

【玄関編】外出時に慌てないように、引き出しをフル活用。

部屋が乱れてしまうのは「出しっぱなし」が多いから。無理なく、使ったものをすぐに元に戻せる整理整頓法を整理収納アドバイザー。の井田典子さんに教えてもらいました。
  • 撮影・青木和義 文・嶌 陽子

娘家族と2世帯暮らしをしているため、玄関は共有。皆のものが入り交じらないよう、井田さんは引き出しがたくさんついたチェストを活用。家族一人につきひとつの引き出しを設け、めいめいが鍵などを保管するシステムにした。そのほか、郵便物や荷物の受け取り、ゴミ出し、靴の手入れなど玄関で行うことは意外と多い。そこで、必要な道具も目的別にここに保管。その都度、道具を取りに別の部屋に行かなくてすむようになっている。

靴は数を決めて、 それ以上は持たない。

下駄箱に入る数だけ。常に見えるように、箱から出すのが原則。

1.自分の靴
オールシーズンで8足のみ。一番上の段は来客用のスリッパ。

2.夫の靴
夫と自分の靴が混ざると数を把握しづらいため、分けて収める。

3.チラシ処理袋など
不要チラシはここに入れ、部屋に持ち込まない。箱の中は夫の下駄。

1.夫の靴 10足
仕事用や普段用以外に、ゴルフシューズや登山靴など、趣味用のものも。

2.自分の靴 8足
ショートブーツ2足、パンプス2足、スニーカー3足、サンダル1足。

たくさんの引き出しが大活躍。

雑貨店で見つけたちょうどよいサイズのチェスト。長女一家と共用している。

1.娘家族の引き出し
娘夫婦と2人の孫、計4人にそれぞれひとつずつを用意。

2.2世帯共有の引き出し
皆が使う工具セットや電池などは、下の段の深めの引き出しに。

3.自分の引き出し
外出時はお出かけ5点セットにこの中のものを適宜加える。

4.夫の引き出し
外出時と帰宅時は必ずここを開ける。習慣にすると探し物が減る。

引き出しの中身

(左)自分の引き出し
鍵、腕時計、外出用のポーチなど。夏はサングラスと日焼け止めも。

(右)夫の引き出し
鍵や腕時計など。取材時は外出中だったため、入っているものは少なめ。

ガムテープなど梱包道具。

ほかにはさみや荷造りひもなど。資源ゴミを出す際などに使う。

(左)電池、メジャー、懐中電灯など
懐中電灯や電池は防災準備として。使用済み電池を入れる容器も。

(中)ガムテープなど梱包道具
ほかにはさみや荷造りひもなど。資源ゴミを出す際などに使う。

(右)シューケア用品
ブラシやシュークリーナー、シュークリームなどをまとめて保管。

井田典子(いだ・のりこ)●整理収納アドバイザー。主婦の視点を生かした実践的な整理・収納術が好評。著書に『心と住まいが整う「家事時間」』(マガジンハウス)など。

『クロワッサン』994号より

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