家に人が手伝いに来てくれると、育児中の気分転換にもなる。
そんな主夫生活も、2年前の娘の誕生で大きく変わった。育児も仕事もあるなか、家事が充分こなせない状況に。一人で抱え込んでしまうタイプの劔さんを見かね、犬山さんは家電や人手を積極的に活用することを提案した。
「最初は『自分がやるべき仕事なのに』という抵抗感があったんですが、今ではよかったなと思いますね」
たとえば、食洗機。場所を取るので悩んだものの、思い切って購入したところ、洗い物の負担がぐっと減った。さらに、週に数回、シルバー人材センターの家事支援サービスを頼むように。
「お風呂場などの水まわりの掃除をしてもらって、すごく助かってます。子どもがいるとなかなか外出できないので、家に人が来てくれるだけで気分転換にもなるんです」
人を上手に巻き込むことで、育児の大変さも乗り切っているようだ。
「家事は、ただ毎日一生懸命やるだけ。うまくできたと思うことはないです」
そう語る劔さん。横にいた犬山さんが、「最近、娘が彼の作ったごはんを食べて『おいしい!』と言うんです。それを聞いた時のつるちゃん、本当にうれしそうですよ」と教えてくれた。