江原さんが挙げた家事による開運ポイントは大きく3つある。掃除で、“拭き清める”こと。洗濯や整頓で、“整えて、手放す”こと。そして炊事で、“祓い、洗い清める”ことだ。
なぜ掃除、洗濯、炊事といった家事が開運とつながるのだろうか。
「掃除の行き届いている家に泥棒は入りにくいと言いますよね。スピリチュアルな視点から見れば、それはオーラマーキングのおかげなのです。掃除をするときの気持ちは、その場にオーラとして残ります。例えば『家を守るぞ』と思いながら雑巾がけをしたり、掃除機をかけたりすると、家を守るバリアになる。洗濯物をたたんだり、料理をしたりするときだって、同じようにオーラマーキングできるのです。『念を込める』と言いますが、自らの念ほど強く残るオーラはありません。だから思いを込めて、自らの手で家事をすることがとても大事なのです」
人間にとって欠かせないのは食べることだが、家事の原動力も食にある。
「私は自他共に認める食いしん坊。言い方は悪いけれど意地汚いんですよ。だから美味しいものを食べたいと思う。キッチンを清潔に整えておけば、いつだって手早く、美味しい料理が作れるし、美味しく食べるためには食器だってキレイに洗って、使いやすいよう食器棚に入れておきたい。食べるときもせっかくなら部屋が整っていたほうが、気持ちよく食べられる。すべてが“食べる”に直結するんです。
家事には意地汚さが重要です。意地汚さは言葉を換えれば食への愛着。愛着という視点を大事にしてほしいですね。生きていくために重要なのは衣・食・住・医療です。医療というのは健康も含みますが、衣、食、住、それぞれに愛着を持てばおのずと暮らしは整い、結果的に健康へもつながります」
家事によって一連の流れが生まれ、幸せへとつながる。だから家事で運気を整えられるのだ。ここからは江原さんの暮らしぶりとあわせて、3つの開運ポイントを具体的に見ていこう。