本誌『防災BOOK』チームが食べました。長期保存ができるパンで、 いざというときの備えを。
大地震などで被災したとき、手軽に食べられるパンは重宝します。家族の分を一定量備蓄する習慣をつけましょう。
撮影・岩本慶三 文・一澤ひらり
災害備蓄用パンというと乾パンのイメージが強かったが、阪神淡路大震災以降、パンの缶詰やレトルトパウチ入りが続々登場。味も食感も向上している。今回、『クロワッサン特別編集[最新版] 女性目線で備える 防災BOOK』取材班が、そのなかでもおいしい〝防災パン〟を厳選した。備蓄のコツは賞味期限を定期的にチェックして食べ替えること。その際には電子レンジなどで温めると、パサつき感がなくなって一層おいしくなる。災害時には、日当たりのいい場所に缶のまま30分ほど置いてから食べると風味がアップする。
[保存期間100日] ミルクパンナちゃん
ミルクの風味たっぷりで素朴な味わい。一口サイズで手軽に食べられ、子どものおやつや小腹が空いたときの軽食にもつまみやすい。
[保存期間3年]尾西のひだまりパン プレーン
酵母と乳酸菌が共存する「パネトーネ種」を使用し、長時間発酵。乳酸菌が雑菌の繁殖を抑える、万人に愛されるミルク風味のパン。
[保存期間3年]アキモトのパンの缶詰 オレンジ味
阪神淡路大震災をきっかけに、乾パンばかりの備蓄用パンを変えた画期的な商品。非常食を超えたクオリティで、オレンジの風味が豊か。
[保存期間3年]TOKUSUI(トクスイ) パン缶 マフィンタイプ
しっとりした上品な甘みのプレーンマフィン。主食、おやつとしておいしく食べられる。衝撃に強い缶切り式缶詰で、簡易缶切り付き。
[保存期間3年]イザメシ チーズマフィン
「食べない備蓄食から、おいしく食べる長期保存食へ」をコンセプトに作られたイザメシ。ダイスチーズがゴロゴロ入り食べ応え充分。
[保存期間3年6カ月]缶deボローニャ プレーン
京都・祇園生まれの『ボローニャ』特製の缶入りデニッシュパン。新潟県中越地震をきっかけに開発され、軽く温めるとふかふかに。
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