マンネリになりがちな料理のレパートリーを広げてくれる食材として取り入れたいのが、ヨーグルト。身近な食材である塩、にんにくと混ぜるだけで、異国情緒をほんのり感じられる調味料、「にんにくヨーグルトソース」に早変わりする。
「ヨーグルト発祥の地ともいわれるトルコのスーパーマーケットでは、5kgや10kgといった大きなバケツの容器で売られており、買ってきたらすぐに塩とにんにくを混ぜて、冷蔵庫へ入れるのが定番。そのまま食べるよりも、サラダ、パン、パスタ、煮込みなど、あらゆる料理で調味料として多用されます。ほどよい酸味とコクをプラスしてくれるので、ヨーグルトだけで食べるのが苦手な人も、料理になると意外と食べられるはずです」
と、世界の料理を研究してきた荻野恭子さんは語る。腸内環境を整え、免疫力をアップさせる食材としても人気のヨーグルト。デザートだけでなくおかずとして料理の幅も広げてくれるとは。瓶などに入れて保存し、常備調味料に仲間入りさせたい。