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片づかない悩みあれこれ、アドラー心理学の応用で解決に導きます。

別名、勇気づけの心理学といわれるアドラー心理学。そのエッセンスを片づけに取り入れたら、自分にとって快適な部屋が手に入ります。

撮影・青木和義

[CASE 2]伊藤雪絵さん(クロワッサン倶楽部 会員番号 18)

3歳と5歳の子どもがいます。2人が描く絵や工作が片づきません。でも、どれを残してどれを捨てればよいのかがわからず。現在は段ボール箱や袋に入れて子ども部屋のクローゼットにしまっていますが、立体のものも多く増えていく一方。いずれは必ず溢れてしまいます。どう整理し、収納していけばいいのでしょうか。

(左)一見、空間を余すことなく使った、機能的なクローゼットのように見える。 (右)特に立体の作品は、優しく扱わなければ壊れてしまいそう。
(左)一見、空間を余すことなく使った、機能的なクローゼットのように見える。 (右)特に立体の作品は、優しく扱わなければ壊れてしまいそう。

自立を促すため、年に一度 子どもと片づけましょう。

子どもは2歳になったら大事か大事でないかという概念が身につく。そこで教育の意味も含め、子どもとSTEP 2の整理を行い、加えて段ボール箱や袋など簡易的なものでなく、しっかりした収納スペースを作るよう提案した。
「子どもが巣立ってから私が眺めるのが夢で保管していたので、私が整理すべきかと思っていました」
と驚く伊藤さん。同時に、教育がてらというフレーズに目を輝かせる。
「溜めるだけ溜めて、年に1回などと決まったタイミングで整理する機会を設けると、常に片づけに追われず心理的にも安心できます。心残りのものは、子どもと一緒に写真を撮影して捨てるのがオススメです」(丸山さん)

カウンセリング後、クローゼット中央の、長男の衣装ケースをリビングに移し、2段の衣装ケースを置いて、上段を作品の保管場所にした。

(左)不要なものを整理し、ゆとりが生まれた。出番の少ない布団は、端へ。 (右)下段には服が入っているが、いずれは上段下段で、兄妹の作品を収納する予定。
(左)不要なものを整理し、ゆとりが生まれた。出番の少ない布団は、端へ。 (右)下段には服が入っているが、いずれは上段下段で、兄妹の作品を収納する予定。
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