くらし

心地よい空間づくりがうまい人は見せ方上手。【ファッション&インテリアプロデューサー 石原さんの場合】

  • 撮影・三東サイ 文・渡辺尚子

見せたくないものは、徹底的に隠して快適に。

元は和室だった場所を、バスルームとキッチンに改装した。光が差して、清潔感が漂う。夜はキャンドルを灯してお風呂に入ることも。

バスルームの棚は、手前にカゴを並べ、奥にスペースを設けてある。
「すぐに使うものは手前のカゴに入れて、取り出しやすくしておくわけ。奥は備品を置いて、カゴの中が空になったときに取り出すの。これで、備品の数も把握できます」

そんな石原さんにも、隠したいものはある。エアコンや電気コードは壁に埋め込んだり、床下に渡したり。アルミホイルやまな板は、シンク下の扉付きスペースに書類ホルダーを並べて縦収納。その書類ホルダーを引き出すと、奥のスペースにシンプルな炊飯器がちんまりと収まっていた。
「炊飯器もよく使うけれど、どうしたっておしゃれに見えないから隠しているの」と石原さんが笑った。

火・水・木は東京でファッションの仕事に没頭している石原さんにとって、この住まいは思い切り心を解放できる場所なのだろう。

[バスルーム]市販のカゴに手を加え、浴室で必要になるものをすべて収納。

洗面台下の空間に棚を作り、収納に活用する。籐のカゴを白く塗って貝や革の把手をつけ、タオルや着替えをしまう。カゴの奥のスペースには洗剤のストックなどを。カゴを引き出せばストックの量もすぐわかる。
タオルは6枚だけ。1年ほどクタクタになるまで使ったら、迷い犬の保護団体に寄付。
小さめの棚は、化粧品を置くにも好きなものを飾るにも使い勝手がよい。
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