扉の中、引き出しの中まで手を抜かないのが本当に美しい収納といえる。「隠れる部分でも手を抜かず、ボックスやトレーの色も統一感を大切に。開けた途端に色が氾濫していては落ち着きません」。乳白色や白は、場所を選ばず、清潔感があるのでおすすめ。
くらし
買ったあとで後悔しない、収納ボックス選びと使い方のルール。
- 撮影・森山祐子 イラストレーション・安ケ平正哉
5. 同じスペース内に入れるボックスは色を統一。
見えないところこそ美しく。
6. 高い場所、重いものには取っ手付きを。
せっかくの収納スペースは無駄なく、高い場所でも最大限活用したい。でも、「高い場所は脚立や椅子を出すのがついつい億劫になり、デッドスペースになりがちです」。そんな高い場所には、軽量な素材で、取り出す動作に負担がない、取っ手があるものに収納していくのがおすすめ。「常に簡便な収納こそ長続きするのです」
7. 取り出しにくい、面倒な収納にしない。
「ぱっと見の美しさだけを優先してモノを詰め込み過ぎていないかもチェックポイントです」。見た目と同時に使いやすさも重視して。引き出しの中にフタ付きボックスを収めるなど、ぱっと見は美しいが、欲しいものに辿りつくまでにたくさんの動作を重ねる=しまうのにたくさんの動作が必要。結果、出しっぱなし状態を生むことに。
出すのが面倒=しまうのが億劫に。
小西紗代(こにし・さよ)●整理収納アドバイザー。整理収納、風水、Evernoteを用いた開運収納を提案。雑誌、テレビ、ラジオ等幅広く活躍。著書に『さよさんの「きれいが続く」収納レッスン』(講談社)など多数。
『クロワッサン』970号より
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