本誌で昨年春、片づけアドバイザーの石阪京子さんと共に片づけた、虻川美穂子さん宅の収納棚でしたが……。
虻川美穂子さん(以下、虻川) 片づけた直後はめちゃくちゃいい感じで、快適に使っていたんです。でもいつの間にか、空いているスペースにモノを置いてしまい、奥のファイルボックスに手が届かなくなってしまって。健康診断の書類はどこに入れたかわからないし、領収書入れはあるのに、ついキッチンカウンターのカゴにぽいぽい入れて散らかった感じになってきました。
石阪京子さん(以下、石阪) 1回の片づけですぐに最適な収納にならないのは当たり前で、虻ちゃんだけじゃないから、安心して! 前回、一気に片づけたときはあくまでも仮置き。生活しているうちに、誰しも「ついこうしちゃう」という癖があるじゃないですか。その癖に合わせて、微調整していけばいいんです。私の家もそうやって改善しながら、落ち着いたんですよ。
虻川 そうなんですか! きれいにしたいと思いながら、どうしていいかわからず、ストレスを感じています。とくに棚の空きスペースやキッチンカウンターにとりあえず置いてしまっているものをどうにかしたいです。
石阪 そんなふうにモヤモヤしたり、使い勝手の悪さを感じたときが、お直しのベストタイミング。虻ちゃんの収納の癖を把握、分析して解決していきましょう。使いやすい収納まであと少し。トライアンドエラーを楽しんで、収納棚をアップデートしましょう!