「手のひら」ならぬ「指先」サイズなのに本物そっくりという精緻なミニチュア作品が、国内外で高い評価を得ている田中智（とも）さん。その初の個展となる『田中智 ミニチュアワールド「Face to Face もっとそばに』が銀座の「ポーラ ミュージアム アネックス」で開催中。
入り口を入ると、まず目を奪われるのが、こんがりと焼き上がったパンや色とりどりのジャムが並ぶ「ブーランジェリー」の展示。
くらし
「かわいい！」と少女の頃のようにときめく、田中智のミニチュアワールドへ。
4月27日から銀座の「ポーラ ミュージアム アネックス」で『田中智 ミニチュアワールド「Face to Face もっとそばに』 がスタート。いち早く内覧会でそのキュートすぎる作品に触れてきたクロワッサンオンラインがレポートします。
あまりにも精巧すぎて作品写真だけだとその小ささが伝わらないと思うので、指先写真と一緒にご紹介しますね。
どん！
なんとジャムの瓶は、直径7mm 高さ9mm。なのに丸瓶だけでなく、角瓶や八角瓶まで揃ってます。ちなみにクロワッサンは幅10mm、バゲットの長さは32mm。
実物を目にするとその小ささと精巧さに、「うわぁ……」と絶句するか「かわいい！」と叫ぶしかない驚異のミニチュアワールド。個展のタイトルに「face to face」が入っているのも納得。顔をぐっと近づけないと小さすぎて見えないアートなのです。
このブーランジェリーの展示に並ぶ瓶入りのジャムは、田中さんにとって特に思い入れのある作品のひとつ。学研の編集者からもらった資料のジャムがあまりにも美しかったのでミニチュア作品にして見せたところから、初めての単行本『田中智のミニチュアワーク』（学研プラス刊）が生まれたのだとか。いわば田中さんがミニチュア作家として大きく飛躍するきっかけになったとも言える作品です。
展示の中で最も時間を要した作品はご覧のロマンティックなセレクトショップ。なんと制作に一年半かかったとか。最初はこの倍の大きさでしたが、あまりにも時間がかかるため途中で半分にしたというエピソードも。
こちらのシューストアの依頼主はなんと中東のミニチュアコレクター。カラフルなスニーカーにあわせて箱も作っています。箱だけじゃなくて、サイズ等が書いてあるステッカーまで貼ってあるのにお気づきでしょうか（感涙）。
大事なことなので二回言いますが、このサイズですからね！
ちなみに今回の展示のために、 POLA ショップ（ POLA THE BEAUTY 銀座店） のミニチュアサイズも新作として登場。こちらも見逃せませんよ。
その他、ガーデンキッチンスタジオ、お花、コンビニグルメ、スイーツなど、作品が扱うモチーフは色とりどり。
愛らしすぎるミニチュア作品は写真撮影もOK。指先体験コーナーもあるのでSNSにシェアして楽しむこともできます。
ゴールデンウィークのお出かけ先の候補にいかが？ （クロワッサンオンライン編集部 のぐぽん）
『田中智 ミニチュアワールド 「Face to Face もっとそばに」』概要
【期間】2018年 4 月 27 日（金 ）から 5 月 27 日（日 ） ※会期中無休 / 入場無料
【開館時間】 11:00 – 20:00 ( 入場は 19:30 まで )
【会場】ポーラ ミュージアム アネックス
〒 104 – 0061 中央区銀座 1 – 7 – 7 ポーラ銀座ビル 3 階 アクセス：東京メトロ 銀座一丁目駅 7 番出口すぐ
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