シニア世代の先輩女子のアクティブなスマホライフを拝見
撮影・黒川ひろみ(阿部さん)、中村ナリ子(真藤さん) 文・小沢緑子
古い知人ともゆるくつながれるLINEは重宝ですね
生活研究家の阿部絢子さんがスマホを使い始めた理由は、80代になってガラケー+iPadの持ち歩きが次第に重くつらくなってきたこと。
「スマホなんて若い人のもの、とずっと抵抗していましたが、そのうちガラケーが使えなくなると聞き、意を決して昨年切り替えました(笑)」
その3カ月後にはライフワークである、海外でホームステイしながらその国の人の暮らしを観察する旅で“海外スマホデビュー”を飾る。
「旅先の写真もスマホで撮ると画像も美しいですし、すぐ分類してアルバムに整理できるのが便利。私にとってスマホはあると“助かる実用ツール”」
ほかにもスマホで仕事のメールチェック、古い友人や知人とLINE、ワードアプリで簡単な原稿書きも行う。
注意しているのは買い物の支払いで、「クレジットカードを不正利用されたことがあり私は慎重派。スマホにカードを登録したりお金のチャージはせず、コンビニ払いにしています」。
楽しい旅行の計画にも乗り換えアプリが欠かせません
7年前、都内から郊外のシニア向けマンションに引っ越した真藤眞榮さん。娘で料理家の真藤舞衣子さんや友人とは、もっぱらスマホのLINEでのやりとりが中心に。
「スマホのアプリで一番使うのは乗り換え案内です。70歳になって移り住んだ場所なのでどこに行くにも必要。この前友人と気仙沼に落語を聴きに出かけたときも行き方と時間を検索。でも結局、切符はみどりの窓口で買うの(笑)」
電車で移動中はスマホでゲームも。
「文庫本を持ち歩くのも荷物になりますし、スマホのパズルゲームが頭の体操になってちょうどいいんですよ」
また、スマホとスマートウォッチを連動させていて、「同年代の友人に勧められました。私は睡眠時間の記録と万歩計を使っていますが、万歩計は設定歩数を達成すると『おめでとう』、座りっぱなしだと『立ちましょう』と通知がきて。便利ですよね。スマホもスマートウォッチも今はもうないと困る生活ツールになっています」。
『クロワッサン』1171号より
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