直属の部下にはもっと自分らしさを大切にしてほしい【林家たい平師匠とふなっしーのお悩み相談室】
カジュアルなコンプレックスから人知れぬお悩みまで、ふだんなかなか人に話せないあなたの秘めたる思いに、たいっしーこと林家たい平師匠とふなっしーが答えます。
撮影・青木和義 文・嶌 陽子 構成・堀越和幸
【お悩み】
同じチームの若い部下が私ではなく私の同期、A子の真似をします。喋り方から、着ているものの感じとか、最近は書く文字までそっくりになっていてびっくりしました。私とA子は違うチームのライバル関係のような間柄ですが仲は良好です。私としては、直属の部下にはもっと自分らしさを大切にしてほしいと思うのですが、そんなことを注意したら嫉妬しているように思われてしまうでしょうか?(40代・コピーライター)
ふなっしー(以下、ふ) それくらい別にいいと思うなっし。この人、きっと心の底ではA子さんに嫉妬してるのかもしれないなっし。
たいっしー(以下、た) 憧れって大事だよね。僕の師匠も「自分が好きだと思ういろんな落語家のいいところをどんどん取り入れなさい」って言ってた。先輩のいいところを真似しながら、少しずつ自分の色を作っていくのはいいことだと思う。今はA子さんの真似をしてるかもしれないけど、そのうちほかの人の真似もするようになるかもしれないし。
ふ この部下は成長過程にいるってことなっしな。見守ってあげるのが一番なっし。
た むしろ自分がA子さんの情報を提供してあげたり、一緒に食事をする場を設けてあげたりしたらいいんじゃない?
ふ きっと部下に感謝されるし、尊敬もされるなっしな!
た 僕もふなっしーも、尊敬する人たちの影響を受けて今がある。この人も部下を理解してあげてほしいなあ。
【たいっしー&ふなっしーにあなたのお悩みぶつけよう!】
『クロワッサン』1132号より
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