白い豆乳チゲ【コウ静子さんの韓国薬膳の力で食養生を】
撮影・青木和義 文・singt
冷え、乾燥…不調を感じたら 韓国薬膳の力で食養生を。
「体と心はつながっているものなので、その時々の状態に適した食材や調理法を組み合わせた食事をとることを、韓国料理では特に大切にしています。
きょうだいで集まって子どもの頃の思い出話をする時にも、決まって盛り上がるのが、心を癒やし、元気をもらった家族との食事の思い出です」とコウ静子さん。「韓国特有のものだけでなく、日本にある身近な食材にも、心身の調子を整えるための作用がありますよ。自分の心身の変化に目を向けて、活力をくれる自然の恵みを取り入れながら、健やかな毎日を過ごしましょう」
[肌の乾燥に]白い豆乳チゲ
「チゲというと辛い鍋をイメージするかもしれませんが、豆乳を使った、まろやかでやさしいチゲもわが家の定番です。豆乳は、乾燥した空気によってカサカサした肌を潤してくれる効果が期待できます」。同じく体を潤す役割をする白菜と、健康な肌づくりに欠かせないビタミンCが豊富なカリフラワーといった、旬の野菜をたっぷり入れて相乗効果を。
【材料(2~3人分)】
豚バラ薄切り肉 150g
豆乳(成分無調整)800ml
白菜 100g
カリフラワー 100g
白菜キムチ 150g
酒 大さじ2
ごま油 大さじ1
塩 小さじ2/3
【作り方】
1.豚肉は食べやすい大きさに切ってボウルに入れ、酒をふってほぐしながらからめる。白菜は幅3~4cmのざく切りにする。カリフラワーは小房に分け、薄切りにする。キムチはさっと洗って軽く絞り、食べやすく切る。
2.鍋にごま油を熱し、豚肉を炒める。肉の色が変わったらキムチ、白菜、カリフラワーの順に入れ、そのつど油が回るまで炒める。野菜がしんなりしたら豆乳を加え、弱めの中火で7~8分煮て、塩を加えて混ぜる。
『クロワッサン』1129号より
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