ほったらかしでもちもち! かぼちゃのお豆腐ちぎりパン【イソフラボンたっぷりおやつ】
レシピ提供:中村恭子
今回はハロウィンにちなみ、ほくほくのかぼちゃとお豆腐を生地に練り込んだちぎりパンの作り方をご紹介します。
このレシピ、焼くまでに2日ほどかかります。そのかわり、こね時間は2分ほど。手間がかかりません。
また、オーブンではなくお鍋やフライパンに蓋をして焼くので、焼き型やオーブンがなくても大丈夫ですよ。
パン作りはこねるのが面倒で、という方だけでなく、パン作り初心者の方にもおすすめです。ポイントとなる部分は画像を入れていますので、参考にしてぜひ作ってみてくださいね。
かぼちゃのお豆腐ちぎりパン
〈材料〉
A
1 薄力粉 200 g
2 自然塩 小さじ½
3 ドライイースト 小さじ1/3
4 シナモン 小さじ1/4
B
5 絹ごし豆腐 200 g
6 メープルシロップ 大さじ4
7 カボチャ(皮つき) 100 g
8 癖のない植物油 適量
〈使う道具類〉
蓋つきの鍋やフライパン(おすすめサイズは直径22cm)
ボウル 2つ
ホイッパー
ゴムベラ
フォークなど(かぼちゃを潰す用)、ナイフなど(分割用)、クッキングシート 他
〈下準備〉
かぼちゃは皮の部分を洗い種とワタを除いてから、竹串がスッと刺さるくらいに蒸して(または電子レンジで加熱して)フォークなどで潰しておく。
〈生地づくり〉
1. ボウルにAの材料を入れてざっくり混ぜる。別のボウルにBの材料をホイッパーでよく混ぜる。
2. AのボウルにBを合わせゴムベラで粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる。粉っぽくまとまらない場合は水(分量外)を大さじ1を限度に加える。
3. ラップをして冷蔵庫に入れて一晩(6時間以上)置く。
4. 外側の生地を内側にたたむように1分ほどこねる。
5. 再び冷蔵庫に入れて6時間以上置いてから、3と同様に1分ほどこねて丸く整え、とじ目を下にしてラップをする。
〈一次発酵〉
再び冷蔵庫に入れて6時間以上おいて低温発酵させる。
または、急ぐ場合は大きめのボウルにお風呂くらいの温度のぬるま湯を入れてその中に生地の入ったボウルを入れる(ラップはかぶせたまま)。
〈分割・成形〉
生地を7~8分割にして丸くして10分ほどベンチタイムをとる。その後まるめ直してとじ目を作る。※生地を丸める際、手につくようなら少量の油を手に塗り作業すると良い。
〈二次発酵〉
とじ目を上にしてクッキングシートを敷いた鍋に並べ入れ、暖かい室内またはオーブンの発酵機能を利用し生地が1.5倍くらいの大きさになるまで発酵させる。
〈焼き〉
蓋をしてごく弱火で15分、裏返して10分焼いて完成。
※閉じめを上にして焼くことで、下になった面の焼き色が綺麗に仕上がる。
※潰したかぼちゃにメープルシロップ、シナモンを入れてかぼちゃ餡を作り包んで焼いても美味しい。
イソフラボンたっぷりおやつについて
大豆イソフラボンを美味しくおやつから摂りたいという方に、体にいいおやつレシピを紹介する連載。動物性食品を控えているという方向けに、ヴィーガンに対応したものもご紹介していきますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
中村恭子●地産地消料理研究家/日本和装教育協会師範
都内の料理教室で講師を務めながらマクロビオティックを学び2011年に信州へ移住、地産地消の暮らしを実践している。以後、生活習慣病予防をサポートする健康管理士の資格を活かし料理研究家として独立。
ヘルスケア関連のレシピや商品開発に関わる他、地産地消に根ざした食材を使ったメニュー・商品開発に関わる。主宰する一般社団法人蓼科塾では大人のための食育セミナー「食べ方講座」を開講。また日本の地産地消に根ざした食及び食育を専門とし企業のアドバイザーを務めている。