肉にも野菜にも合う、「ごまだれ」の作り方と活用法【重信初江さんのレシピ】
おなじみの調味料のレシピと活用法を紹介します。
撮影・木村 拓 スタイリング・肱岡香子 文・嶌 陽子
味噌でコクをアップ、肉にも野菜にも合う味。
出来上がり量:100ml
保存期間:7日(冷蔵)
しっかりコクがありつつも甘すぎず、すっきりとした味。たれや和え衣として活躍する。「味噌を後から入れて混ぜるとダマになってしまうので、最初にボウルに入れ、ほかの液体調味料でよく溶きのばしてください」
【材料(作りやすい分量)】
白練りごま 1/3カップ
味噌 小さじ1
A[だし 大さじ2、醤油 大さじ1、酢 大さじ1/2、砂糖 小さじ1]
【作り方】
1.ボウルに味噌を入れ、Aのだしか液体調味料のどれかを先に入れ、味噌がダマにならないように混ぜる(上写真)。
2.Aの残りを入れて混ぜ合わせたら練りごまを加えてよく混ぜる。
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蒸し鶏
【材料(2人分)】
鶏胸肉 1枚(約250g)
A[水(鶏肉がかぶるくらい)、酒 大さじ3、塩 少々]
トマト 1個(薄い半月切り)
ごまだれ 適量
【作り方】
1.鶏肉とAを鍋に入れて火にかけ、煮立ったらアクをすくい、蓋をして3分弱火で煮る。一度鶏肉の上下を返し、さらに3分ほど煮て蓋をしたまま粗熱をとる。
2.皿にトマトを敷き、食べやすく切った鶏肉をのせてごまだれをかける。
じゃがいもといんげんのごま和え
【材料(2人分)】
じゃがいも 大1個(一口大に切る)
いんげん 50g(3cm長さに切る)
ごまだれ 大さじ2
塩 少々
【作り方】
1.鍋に湯を沸かして塩を入れ、じゃがいもを入れて8〜9分、火が通ってきたらいんげんを加えて1分茹で、一緒にザルにあげる。
2.ボウルに入れ、ごまだれで和える。
使い切れて、好みの味にできる。その調味料、自分で作れます。
市販の調味料を買っても、使い切らないうちに賞味期限が過ぎてしまったり、塩気や甘さなどがいまいち好みに合わなかったり……。「それなら自分で作ってみませんか」と提案するのは料理研究家の重信初江さん。
「複雑な工程はなく、材料さえ用意すれば、火にかけるか混ぜ合わせるだけ。新鮮な味わいが楽しめます」
そこで今回は、おなじみの調味料の作り方と、それを使った料理を教えてもらった。奥行きがありつつも、くどくはなく、やさしい味わい。保存料などは一切入っていないので、体に安心な点もうれしい。その分、日持ちは市販のものより短いため分量は少なめに作って、早めに使い切るのがおすすめだ。
「手作り調味料の一番良いところは、塩気や辛さ、甘さなど、味を自分の好みのものにコントロールできることです。今回紹介するレシピをベースにしながらいろいろトライして、ぜひ自分の好みの味を見つけてください」
『クロワッサン』1102号より