くらし

インテリアスタイリストに教わる、便利アイテムを使った気軽な模様替え。

思い立ったらすぐ空間に変化をつけられる、便利な道具とアレンジを紹介。
  • 撮影・黒川ひろみ 文・松本あかね

便利アイテムを味方にして、住まいの模様替えを気軽に楽しく。

今は模様替えがより簡単にできる時代。よく考えられたアイテムが揃っているから、「いい意味でものに頼ってみては?」と矢口紀子さん。

「今回紹介するのはどれもフレキシブルに使えるもの。住まいや生活環境に合わせた使い方ができます」

●収納に、間仕切りに。 縦横自在に使える、 ボックス型家具。

一人で自由に動かせるボックス型のユニット家具は、縦に積めば棚として、横に並べると空間を緩やかに仕切る境界線になる。圧迫感なく目線を遮り、動線も自然に分かれるため、例えば、ワンルームをリビングとダイニングに、役割を分けて使うこともできる。

スタッキングブックケース Sサイズ外寸 幅80×奥行33×高さ28.5cm 各4万1800円、Lサイズ外寸 幅80×奥行33×高さ38cm 各4万2900円、トップ&ベース〈セット〉2万3100円(PACIFIC FURNITU RE SERVICE TEL.03・3710・9865)
【収納シェルフ waku W】幅70×奥行35×高さ35cm 各1万8000円(キシルお客様サポート TEL.0120・108・672)
【KALLAX/カラックス シェルフユニットホワイト】77×147cm 9,990円(イケア・ジャパン TEL.0570・01・3900)

●狭い部屋でも大活躍。空間をセンスよく活かせる縦型ラック。

ドローアライン モリモリツリー SET Black SET-BASE 2-BK 高さ200〜275cm 2万6150円(平安伸銅工業オンラインショップ https://ec.heia nshindo.co.jp

穴を開けなくても設置できる、天井と床で支える突っ張り棒タイプの縦型ラック。別売りのトレイやフックと組み合わせて、鉢を置いたり引っかけたり。空間を縦に長く使うことで、省スペースでグリーンを楽しめる。

「グリーンは縦のラインで飾ると様になります。吊るすタイプと組み合わせると変化があって楽しい」

季節によって日当たりの良い場所へ移動させるのも簡単。家じゅうどこでも設置可能なので、例えばソファのそばでサイドテーブルとして使っても。マルチユースできるロングセラー。

●部屋のニュアンスを気軽に変える、インテリア用マスキングテープ。

壁は目に入る範囲が広い分、模様替えの効果が高い場所。とはいえ、壁紙から貼り替えるとなればおおごとだ。

「壁紙を貼るのは大変でもドアならできるのでは? はがせるタイプのシートも豊富に出ているので、賃貸でも気軽に試せますよ」

マスキングテープの老舗メーカーから出ているインテリア用の粘着シートは、シワになりにくい素材でできており、広い面積を貼るのも手間いらず。通常のドアなら上から下へ3列貼ればカバーできる。柄合わせする分を考慮して2本準備すれば安心。

mt CASA Morris&Co.Pure Strawberry Thief Embroidery Dove 230mm×5m 2,178円(mtプロジェクト事務局 TEL.086・465・5800)

ウィリアム・モリスの人気パターン「いちご泥棒」。いろいろなカラーバリエーションがあり、こちらは白とグレーのバージョン。

矢口紀子

矢口紀子 さん (やぐち・のりこ)

インテリアスタイリスト

雑誌や広告、カタログを中心に活躍。器から家具、素朴な手仕事からプロダクトまで幅広くアンテナを張り、確かなもの選びに定評あり。

『クロワッサン』1090号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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