くらし

さっぱり軽やかな、レアチーズケーキ ブルーベリーソース【小堀紀代美さんの思い出おやつレシピ】

にぎやかな商店街にある洋菓子店で育った小堀紀代美さん。
今も記憶に残るノスタルジックなお菓子を作りやすくアレンジしてご紹介します。
  • 撮影・青木和義 スタイリング・西﨑弥沙 文・小笠原章子

レアチーズケーキブルーベリーソース

チーズが濃厚すぎない、さっぱり軽やかな味がコボリ流。父のレシピが残っていないので、私の記憶だけを頼りに再現しました。お店ではブルーベリームースとの2層仕立てにしていましたが、今回はソースにしてより簡単にアレンジ。

【材料(直径15cmの底が抜ける丸型1台分)】
クリームチーズ(室温に戻す)200g
プレーンヨーグルト(無糖)150g
牛乳 1/2カップ
砂糖 60g
粉ゼラチン 7g
ブルーベリージャム 50g
レモン汁 小さじ1~1と1/2

【作り方】
1.粉ゼラチンは水大さじ2でふやかしておく。小鍋に牛乳を入れて温め、粗熱が取れたらふやかしたゼラチンを加えてよく溶かす。
2.ボウルにクリームチーズを入れ、砂糖を加えて泡立て器またはハンドミキサーでなめらかになるまで混ぜる。
3.2に1を加え混ぜ、ヨーグルトを加えてさらに混ぜる。型に流し入れ、冷蔵庫に4時間以上おいて冷やし固める。
4.ブルーベリージャムとレモン汁を混ぜ合わせてソースを作る。3を切り分けて器に盛り、ソースをかける。

実家の洋菓子店から受け継いだ小堀紀代美さんの思い出おやつ

小堀紀代美さんの実家は、栃木県宇都宮市で地元の人たちから50年以上愛され続けている『コボリ洋菓子店』。

「子どもの頃は学校から帰ると店のショーケースから好きなケーキを選んで食べるのが日課。今思えば夢のような環境ですが、当時はそれが当たり前だと思っていました」。おいしいお菓子に囲まれていたせいか、自分でお菓子を作り始めたのは大人になってからだそう。

「今回紹介したおやつはもうお店で出していないので、今となっては幻の味。遠い記憶を辿りながらレシピを考えるうちに、温かさと懐かしさが入り混じった父の味が鮮明に思い出され、大切に残していきたいと改めて思いました」

小堀紀代美

小堀紀代美 さん (こぼり・きよみ)

料理家

料理教室「LIKELIKEKITCHEN」主宰。各国で出合ったおいしい記憶を元に独自の味を提案。教室の情報などは、Instagram:@likelikekitchen

『クロワッサン』1091号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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