くらし

水晶玉子さんの寿ゾーン2023。運気の波に、上手に乗りたい。

  • イラストレーション・松栄舞子 文・水晶玉子

【松】 “過去”に学びながら、 自分の世界を広げていく年。 実家との縁も深まる。

「学者」のように学び、 過去をきれいに整理。

家庭や人間関係などの現在自分が置かれている環境、与えられた仕事の中で、じっくりと自分を磨いていく一年。2023年、あなたはこれまでの出来事を振り返り、「学者」のように多くの学びや新たな気づきを得ていきます。さまざまな思い出の整理、旧友との復縁も運の習得につながるでしょう。母親とも縁が深まるので、家族旅行、思い出話、母の味の伝承、まめな帰省などをして、何かを引き継いで。一方で、親の介護、実家の断捨離、墓じまいなどの問題も出てくるかもしれません。また、過去に引っ張られやすいため、5年くらい前からうまくいっていないこと、失敗したことを自ら掘り起こしてくよくよ悩んでしまうこともありそうですが、特に終わった恋や期待できない恋愛は、ここでしっかりと区切りをつけておかないとさらにこじらせます。

問題は、2月と12月の リスタート月に清算。

過去に意識が向かい、新しいことにはチャレンジしにくい年ですが、リスタート月の2月4日~3月5日と12月7日〜2024年1月5日に目の前の課題に取り組めば、過去をリセットするヒントに気づけます。難しい家族の問題についても皆で話し合う機会をつくると、今後の展望も見えてくるでしょう。悩み事は、寿ゾーン月の6月6日~10月7日に誰かに相談したり、解決法をリサーチしたりして、12月にも再度話し合いを持ってみて。

【習得年 寿ゾーンまであと5年、2028年から】

【竹】 “冒険”の旅に出る年。 順調なことほど、 次の一手を考えて。

自由な「旅人」のように、人生をアレンジ。

未知の世界を訪ね歩く「旅人」のように、新しいものに触れ、その経験からさまざまなことを習得して、自分だけの特別な生き方を模索していく年です。あなた自身、これまでとは別の環境を求めて動き回りたくなりますし、急に周囲の風向きが変わって、想定外の動きをとらなくてはいけないことも起こるでしょう。試行錯誤は増えますが、順調に進んでいることほど次の展開を考えておくと、来年の運気の備えになります。また、5年前くらいから「なんとかしなきゃ」と思っていることは、2023年に大きくやり方を変えると打開できる兆しが。自分の殻を破るには、行ったことのない場所を訪れたり、今までの自分とは違う考え方に触れたりして、どんどん外の世界に目を向けていくことが大切。実際に、初めて行く場所を旅するのもおすすめです。

リスタート月が重要。秋には悩みも薄れる。

2022年に得た気づきや学びが、3月6日~4月4日のリスタート月にあなたを新しい世界へと押し出します。ここから夏までに感じた気持ちの変化は見過ごさず、小さな反省と検討を繰り返すことで、6月6日からの寿ゾーン月には本当に自分が向かいたい場所が見えてきそう。10月8日以降は、徐々に迷いも消えていき、頑張った分だけ手応えを得られます。ただし年末は気が緩みやすく、散財の恐れがあるので注意。

【習得年 寿ゾーンまであと5年、2028年から】

【桜】結果を出すために動く時。 欲しいものを手に入れ、 憧れを実現させる。

「策士」的に上を目指す。失敗を恐れないで。

4年続く「寿ゾーン」の最終年を迎え、これまでの6~7年分の行動の結果が出始めます。上昇志向が強まるこの時期のあなたは、社会的なステイタスやポジションを手に入れるために努力する「策士」です。人間関係の根回し、役に立つ資格や免許を取得するなどして自己評価を高めるために動き、しっかり結果に結びつけていきます。とくに集団や組織内で認められやすいので、昇進や昇給、抜擢も期待大。入籍、リーダー役を引き受けるなど、栄誉ある新しいポジションを得ることもあるでしょう。憧れていたもの、欲しいものにも手が届き、より豊かな人生の基盤をつくっていきます。ただし、プライドも高くなるので、失敗を恐れて自分の立場を守ろうとする気持ちが過剰になるなど、「策士」のマイナス面が表に出ると、小さな成功で終わってしまうこともあるので気を付けて。

寿ゾーン月は、さらに上を目指して。

年間通して、これまで取り組んできたことの結果が出やすい時期に入りますが、特に年と月の寿ゾーンが重なる1月6日~2月3日、8月8日~12月6日には積極的に実力をアピール。一人で頑張りすぎないほうが大きな成功に結び付くので、悩んでいることや、自分の手に負えないことは4月5日~5月5日のリスタート月に周りにアドバイスや、協力を求めたりすると流れを変えられます。

【寿ゾーン 寿ゾーンのラストイヤー】

【梅】寿ゾーン年の好調な 流れに乗って走り抜き、 思い切ったことにも挑戦。

果敢な「闘士」。体も鍛えるとベター。

2023年のあなたは、常に闘いを挑み続ける「闘士」。いつも以上に行動的になれて、仕事もプライベートもスピーディーに進みます。お金や恋愛など、欲しいものにも積極的に手を伸ばしてつかみ取っていくでしょう。誰かと比較されたり、勝敗がハッキリしたりすることのほうが頑張れるので、あえてライバルのいる環境に身を置くのもあり。突っ走りやすく、人とぶつかることも増えますが、2‌0‌2‌3年は4年続く「寿ゾーン」最後の年。今の勢いのある流れに乗って、最後まで思い切り走り切ったほうが運気的にはプラスです。ただし、自分に厳しい分、人にも厳しくなり、特にパートナー、子ども、親などの身近な人にはきつくなりやすいので注意。フィジカル面が活性化するので、スポーツ、エクササイズなど、体を鍛える習慣をつくるのはおすすめの年です。

目指すゴール再設定。大勝負に出るのもよし。

とても多忙になりますが、それは幸運な流れに乗っている証拠。とはいえ、勢いが出すぎたことは、5月6日~6月5日のリスタート月に見直して、目指すゴールの再設定をしましょう。年と月の寿ゾーンが重なる8月8日~12月6日の幸運期は、ハードルが高いことにも積極的に挑んで。ここで思い切った行動を取らないと、数年はパワー不足の状態が続き、思ったように動けなくなる恐れもあります。先延ばししないこと。

【寿ゾーン 寿ゾーンのラストイヤー】

【富士】今後の人生を見据え、長期的なプランを立てる年。 “自分の居場所”も整えて。

頼りにされる「指導者」。 皆を支える立場に。

「寿ゾーン」2年目の年となる2023年は、気持ちが落ち着いて、堅実な生活を送れる時期。会社ではチームの、プライベートでは仲間の、家庭では家族の中心的存在になって、しっかり者の「指導者」として活躍。そうして自分の周りにいる人たちのサポートをしながら、自分にとっても快適な“居場所”をつくっていきます。また、まじめに働くことで着実に利益を得て、安定した生活基盤を築いていける年なので、家や車などの大きな買い物、引っ越しなど、長期的な計画を立てるのにも最適。思い切った転職や再就職も順調に軌道に乗せることができ、生涯のパートナーとの出会いや結婚にも縁があります。好調な仕事運とともに金運も上昇するため、積立貯金を始めたり、保険に加入したりと、お金に関することを見直すのもおすすめです。

リスタート月には、滞りやマンネリを解消。

年と月の寿ゾーンが重なる2022年12月7日~4月4日、10月8日~2024年1月5日は、誰かのためになることや、たくさんの小さなチャレンジを意識すると幸運の波に乗れます。なかなか始められずにいることがあるなら、6月6日~7月6日のリスタート月に進め方を検討して方向性を決定しておくと、7月7日以降の調整月期間に突然の出費は伴いますが、最終的には使ったお金以上のものを得られます。

【寿ゾーン 寿ゾーンの2年目、終了は2025年】

【俵】惜しみない愛情を与えて、 たくさんの人を惹きつける。 お金の流れも活発に。

「慈母」の深い愛情が、大きなチャンスを生む。

人に尽くし、さまざまな人を受け入れていく「慈母」のような深い愛情が、あなたの中に湧いてきます。周囲にはたくさんの人が集まり、人生のキーパーソン、パートナーとなる人との出会いにも恵まれるでしょう。行動力がある年なので、仕事も好調で収入もアップ。キャリアアップを目指すなら、転職サイトにエントリーするのもおすすめです。経済的な余裕が出てきて、高価な買い物をするのにも向いていますが、大幅な予算オーバーには注意が必要。支払いプランも考えたうえで購入を。また、これまでの努力が報われ、うれしい出来事へとつながりやすいタイミングでもあります。頑張ってきたことは年内に結果を出すことを目標に、もうひと頑張りしてみて。結婚、孫の誕生、親との同居、ペットを飼うなど、家族が増えることで得る喜びも生まれそう。

2回の寿ゾーン月を味方につけて挑戦。

「寿ゾーン」2年目の2023年は、数年前から取り組んでいることの成果を出せる年。寿ゾーン月も重なる幸運期は、2023年4月4日までと、10月8日~2024年1月5日の2回巡るので、前半に結果を出せなくても、7月7日~8月7日のリスタート月に軌道修正して再トライを。目指したゴールとは違っても満足できる結果を得られます。交際費が増えますが、習得月の6月6日~7月6日は誰かのためになる出費は吉。

【寿ゾーン 寿ゾーンの2年目、終了は2025年】

【鶴】自分の思いに忠実すぎて、 トラブルが起こりがち。 “好きなもの”で自己表現。

「芸術家」のように、 妥協のない世界を追求。

数年前から調整し続けてきたことが一区切りし、進むべき道が定まっていきます。感受性が鋭くなり、自分がしたいこと、考えていることをストレートに主張したくなるでしょう。その表現方法はちょっと「芸術家」的。好き嫌いをはっきり示し、曖昧にしていることには何としても答えを出そうとします。特にこれまで我慢してきたことを受け入れられなくなるので、周りと衝突することもしばしば。一方で、好きなことにはとことん夢中になり、意外な才能を発揮することも。ここでハマった趣味や興味、推しは、今後あなたにとって重要な存在や生きがいになるかもしれません。そうして日々の葛藤をエネルギーにして、「芸術家」のように自分の個性と感性を磨く努力を続ければ、あなたの生き方に賛同する強い味方も現れるはずです。

 

寿ゾーン月に見つけた “大好きなもの”は宝物。

寿ゾーン月の2月4日~6月5日には、自分が守りたいものが明確になり、進むべき道も見えてきます。本当に“好きなもの”にも出合えそう。でも、8月8日~9月7日のリスタート月には一度立ち止まり、周囲との関係性を見直すことを忘れずに。そうすれば2‌02‌4年2月4日に年の寿ゾーンに突入した時、2023年に出合った“大好きなもの”が思いがけない金運を生む可能性が。しっかりと見極めて。

【調整年 寿ゾーンまであと1年、2024年から】

【鈴】楽しみながら新たな喜びを見つけていく年。 ストレスの元は遠ざけて。

肩の力を抜き、「少女」のように楽しむ。

「少女」のように無邪気になり、ニュートラルな自分になれる年。何事にも無理をしなくなるので、体にも心にも優しい生活を築けます。ただし、遊びなどの楽しいことには夢中になれても、仕事や家事ではやる気が起こりません。集中力も散漫になり、これまでできていたことがうまく進まず焦りを感じることも。でも、2023年のテーマは、体を休めながら、今の自分に合った生活を築くこと。無理に頑張らず、ストレスフルなものからは逃げてもいいのです。スケジュールにゆとりを持たせ、便利家電を活用して家事の負担を減らすなどして、自分にとって楽なライフスタイルを目指して。そのほうが2024年2月4日からスタートする年の寿ゾーンをベストな状態で迎えられます。また、「少女」のようなイキイキとした魅力も手に入ります。

リスタート月は、来年への仕切り直しを。

2月4日~6月5日の寿ゾーン月は、遊びや趣味、習い事や推し活など、楽しいことからチャンスやアイデアが広がります。でも、あれもこれもと手を広げすぎる傾向もあるので、6月6日に習得月に入ったらやりたいことを絞ったり、手を付けたことを見直して、好奇心の整理を。8月8日〜9月7日には緩んだ財布の紐を締め直し、9月8日~10月7日のリスタート月には乱れた生活リズムも見直しましょう。

【調整年 寿ゾーンまであと1年、2024年から】

【亀】人との新しい出会いが、道を拓くきっかけに。 体のケアも忘れないで。

「友人」のように、支え合う関係を育む。

さまざまな人と知り合い、新しい人間関係が広がる年。趣味の友だち、ビジネスパートナー、何でも話せる仲間など、さまざまな「友人」関係の中から、自分のやりたいこと、深めていきたいテーマが見えてきます。あるいは、あなたの存在が周りの友人を支えたり、考え方を変えるヒントを与えたりすることもありそう。交友関係が華やかになって想定外の出費が増えるので、経済状況と向き合うのも2023年の課題。今の自分に合ったお金の使い方を考え、生活をシンプルに再構築しましょう。特にサブスク、携帯料金、保険など、毎月の引き落とし項目は見直しが必要です。また、健康面のケアも大事な時。不摂生すると体調を崩し、その結果、マッサージや治療にお金がかかることも。来年や再来年まで悪影響を及ぼす恐れもあるので、早めに対処。

リスタート月には、新たな人間関係を整理。

刺激的な出会いがあるのは、寿ゾーン月の4月5日~8月7日。遊び友だちだけでなく、自立やライフスタイルの変更など、今後の人生の目標を示してくれる人にも巡り合えそう。でも、その中には悪い縁も隠れているので、10月8日~11月7日のリスタート月には縁の選別をして、広がりすぎた人間関係を整理しましょう。1月6日~2月3日、11月8日~12月6日は、無理をして体調を崩しやすいので注意。

【調整年 寿ゾーンまであと3年、2026年から】

【鯛】愛するもの、大切なものを 守るために、一人で 闘いながら志を立てる年。

我が道を行く「防人」。 独立心も旺盛に。

「防人」のように孤独に耐えながら、パートナー、子ども、親、ペットなど、自分に関わる大切な誰かを守る使命が生まれ、孤軍奮闘する一年。誰にも頼れず、自分だけで難題をクリアしなくてはならない状況が増えますが、そんなひとりの時間は、本当に頼りになる人、心から信頼できる人に気づかせてくれて、自分の弱点克服にもつながります。“守るべきもの”を意識することで独立心が沸き上がり、新たな志を立てることもできるでしょう。ただし、単独行動が過ぎると可能性を狭めてしまいます。時には家族や友だちに愚痴を言ってガス抜きを。また、家を建てる・買う、親の介護、子どもの学費などにお金を使う暗示もありますが、“守るべきもの”のために使うお金は、今のあなたに必要な出費。お金を使うことで人生の指針も生まれます。

強力なリスタートの運気が巡る区切りの年。

2023年はリスタート年。新たな志を立てるタイミングです。乗り越えるべきテーマや課題は、年明けのリスタート月に示されます。調整月の間に不要なものを手放しながら身の回りのリセットをすれば、4月5日~8月7日の寿ゾーン月には、自分のペースで動ける時間と場所を確保できて、“守るべきもの”のために力を発揮。11月8日~12月6日のリスタート月には心のモヤモヤも晴れて、自分が目指したい世界が見えてきます。

【リスタート年 寿ゾーンまであと3年、2026年から】

水晶玉子 さん (すいしょう・たまこ)

占術研究家

東洋・西洋の枠を超えて、数々の占術を研究。『水晶玉子のオリエンタル占星術開運暦2023』(集英社)、『水晶玉子の寿ゾーン』(マガジンハウス)ほか、著書多数。

『クロワッサン』1084号より

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