くらし

デジタルを駆使して、スマホの中身や紙類を整理。

捨て方がわからないものや捨てるに捨てられないもの、たまりがちなものなどをすっきりさせる方法を専門家に聞きました。
  • イラストレーション・鈴木衣津子 構成&文・長谷川未緒

スマホの中の整理術。

使いたいときに見つけられないアプリと容量オーバーの一因になる写真。スマホの中身の2大困ったをすっきりさせる方法を、デジタルデータの整理術に詳しい整理収納アドバイザーの笹田奈美子さんに教わった。

● アプリ
「SNS、ショップ、仕事など、ジャンルごとにまとめてフォルダを作るのがおすすめ。定期的に使わないアプリを削除し、ダウンロードする際は吟味することも大切」(笹田さん)

【 iPhoneの場合 】右・画面を長押しするとアプリのアイコンが揺れて「−」マークが現れる。移動したいアプリに指を置き、フォルダにまとめたいアプリの上に重ねると、自動的にフォルダが作られる。左・フォルダ(グレーの枠)の中にまとめたいアプリをすべて入れる。フォルダの上にある長方形の枠の中に文字を入力できるので、フォルダ名を入力すればできあがり。

● 写真
不要な写真はこまめに削除、よく見返す写真はお気に入りに入れる、内容ごとにアルバムを作るなどすると、検索しやすくなる。

「クラウドサービス(下表)や外付けハードディスク等にバックアップしておくと安心です。20220504-大阪旅行など日付とイベント名をつけておくと整理がラクに」

簡単に取り込みができ、複数のスマホやカメラで撮影した写真も、撮影日順に自動で整理してくれる。フォトアルバムとして、テレビ等でスライドショーを楽しむことも。おもいでばこpd-2000 1TB 2万9800円*編集部調べ(バッファロー TEL.0570・086・086)

たまった紙類はデジタルデータに。

紙類は、スマホのアプリやスキャナーでデータ化して省スペース、管理をラクにしよう。

「データ化するといい紙類は、いるかいらないかわからないけれど捨てられないもの、家族と共有したいもの、外出先で確認したいものの3つ。たとえばずっと残している年賀状や、昔受けた講座のレジュメ、健康診断の結果や子どもの学校からのお便り、名刺などです」(笹田さん)

デジタル化した書類は、クラウド(下表)に保存しておくといい。インターネットがつながる環境であれば、パソコンやスマホ、タブレットなどでいつでも確認できる。
「デジタルデータはキーワード検索ができるので、紙で残しておくよりも見たいときにすぐ見られます。アナログの書類と同様に、健康、子ども、趣味などと分類しておけば、さらに簡単に検索できます」

一度に50枚セット可、書類のサイズやカラー、白紙ページの有無を判別し、1分間に40枚(80面)スキャン。クラウドサービスへ直接連携し、自動で振り分け、保存ができる。ScanSnap iX1600 5万6100円*編集部調べ(PFUダイレクト TEL.050・3786・6993)

おすすめのクラウドサービス

ネット上にデータを保存、バックアップ!

●Dropbox
世界で7億人以上の登録ユーザーがいる。デバイス間での互換性が高く、データを共有しやすい。2GBまで無料で利用できる。

●OneDrive
マイクロソフトが提供しているサービスで、WindowsやOffice365を使っている人におすすめ。5GBまで無料。

●Googleドライブ
Googleが提供しているサービス。GmailユーザーならGmailと同じ感覚で、簡単に操作できる。15GBまで無料。

●iCloud Drive
MacやiPhone、iPadといったApple社の製品を使っている人はAppleIDでアクセス可。5GBまで無料。Windows用もある。

笹田奈美子

笹田奈美子 さん (ささだ・なみこ)

整理収納アドバイザー

cozyroom(コージールーム)整理収納を主宰。続けられる片づけをモットーに、デジタルを取り入れた整理を提案。

『クロワッサン』1083号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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