ぷっくり丸ごと、牡蠣とごぼうの炊き込みごはん【渡辺有子さんのレシピ】
牡蠣は好きだけど食べ方がいつも一辺倒……そう思う人にぜひ作っていただきたい、旨味を味わうレシピです。
撮影・奥村恵子 スタイリング・佐々木カナコ 文・板倉みきこ
牡蠣とごぼうの炊き込みごはん
丸ごと一個を頬ばれる、牡蠣好きが喜ぶ炊き込みごはん。身に火を入れすぎず、ぷっくり仕上げるのがポイント。
【材料(2人分)】
牡蠣(下処理済み)6個
ささがきごぼう 1/2本分
しょうがの千切り 2かけ分
米 2合
A[水 400ml みりん 大さじ1 酒 大さじ1 しょうゆ 大さじ1 塩 小さじ1]
芽ねぎ 適宜
【作り方】
1.Aを煮立てて牡蠣としょうがを入れ、沸かしすぎないよう中弱火で4分ほど煮たら煮汁と牡蠣を分けておく。煮汁は自然に冷ます。
2.煮汁が減っていたら水を足して380mlにし、米にごぼうをのせて炊く。3炊きあがったら牡蠣をのせ、10分蒸らす。あれば芽ねぎを添える。
牡蠣の下処理方法
食材の新たな魅力を探求し、これまでにない調理法を発見するのが料理研究家の仕事の醍醐味。でも、牡蠣はできるだけそのものの味を生かしたい食材、と渡辺有子さん。
「ミネラル豊富で滋味たっぷり。牡蠣の濃厚な味わいを生かすには、火を入れすぎないこと、味付けで加工しすぎないことが大事です」
余分な水分をしっかり取ってから調理すると、プリッとした食感が維持でき、旨味が凝縮される。
「今回紹介したレシピの味付けはシンプル。産地によって味の個性が異なる牡蠣の魅力を、食べ比べて楽しんでください」
『クロワッサン』1057号より
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