兄と妹のいる、3人きょうだいの光浦靖子さん。両親は子どもたちの躾や礼儀にとても厳しかったという。
「あれダメ、これダメと朝から晩まで怒られて、20代くらいまでは親が怖かったですね」
父は役所勤め、母は専業主婦。光浦さんはおとなしくてマイペースな子どもだった。憧れの東京に行きたい一心で猛勉強をし、東京外語大学に入学。初の一人暮らしで自由を得て、緊張の糸が切れた。
「朝起きない、片づけない、食べたいだけ食べて太る、とわかりやすく堕落していきました(笑)。だんだん大学からも遠のいてしまい。お笑いの世界に入ったのも反抗期というか遅れてきた思春期だったのかな。不確かなことをやりたい衝動が湧いていました」