簡単で失敗しない、手作り塩麹の作り方。
米に麹菌を繁殖させた米麹。塩麹は麹のメリットたっぷりの調味料。
文・韮澤恵理 撮影・千葉充 料理・スタイリング 牛尾理恵
発酵食ブームで注目を集めた麹は、米を麹菌で発酵させたもの。塩麹は調味料としてすっかりおなじみになりました。食材をやわらかくする働きが注目されていますが、これは麹が栄養素を分解する酵素を生み出すためで、いろいろな素材をおいしくしてくれるのが魅力です。
この酵素は胃腸で消化も助けてくれます。また、麹自体がすでに分解されたデンプンなので、吸収されやすく、さらに免疫力を上げる働きもあります。腸は免疫を担う臓器なので、どれもうれしい効果です。
手作りするのも意外に簡単。発酵が終了している市販品に比べ、発酵が続いている手作りは、より菌が元気です。
肉や魚、野菜の漬け床にしたり、スープや汁物、鍋物、炒め物などの調味にも使えます。あえ物やドレッシングにも合うのも特徴です。
簡単で失敗しない、手作り塩麹の作り方
塩麹ドレッシング
【材料(作りやすい分量)】
塩麹 大さじ3
A.オリーブ油、酢 各大さじ2、こしょう 少々
【作り方】
塩麹にAを加えて混ぜる。
保存 冷蔵庫で1週間くらい。
【調理に際して】
大さじ1は15ml、小さじ1は5ml、1カップは200ml、材料は2人分が基本ですが、作りやすい分量のレシピもあります。特に指定のない場合、中火で加熱します。電子レンジは600Wを使用しています。500Wの場合は加熱時間を1.2倍程度にします。オーブントースターは機種によって加熱時間が異なるので、様子を見ながら加熱します。
『Dr.クロワッサン 名医が教える腸ストレッチで、自律神経はよみがえる。」(2019年1月15日発行)より。
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