河童瓜のぽりぽり漬けのレシピ【ビジンサマレシピ】
レシピ提供:中村恭子
河童瓜のぽりぽり漬けのレシピ
河童瓜という野菜を知っていますか?
蓼科高原の近くにある糸萱地区では河童瓜という信州伝統野菜が作られています。
暑い季節にたくさん採れる河童瓜。生産者の方々に美味しい食べ方を聞いてみると、冷やして味噌をつけて食べることだそうです。
試してみると、なるほど!とても美味しい! 手軽さも気に入って、我が家ではサラダ代わりに冷やした河童瓜に味噌をつけてよく食べています。
が、毎日食べても消費しきれないほど採れるので、そんな時はお漬物に。
ぬか漬け、浅漬け、味噌漬け、どれも美味しいですが今回はお醤油ベースのポリポリとした食感が美味しいレシピをご紹介しましょう。
河童瓜が手に入らない場合はきゅうりでも同様に作ることができますので是非お試しくださいね。
【材料】
河童瓜 小さめ 2本(きゅうりの場合普通サイズ3本)
人参 20g
生姜 20g
調味液:醤油、みりん、酒、水 各50cc、塩 少々
赤唐辛子 1本
【作り方】
※冷蔵庫で一週間くらい。冷凍保存する場合は更に汁気をしっかりと絞ってから保存します。
※漉した漬け汁はおひたしの浸し液にしたり玉子とじなどの調味液に使ったりと捨てずに使い切ると無駄が出ません。
●「ビジンサマレシピ」について
信州と甲州にまたがる八ヶ岳連峰の一つ蓼科山にはビジンサマという神様が住んでいて「ビジンサマが山を通る日、人は山仕事を休む」という言い伝えが残されています。「休む」ことは、美しく健やかな体づくりに必要なこと。ビジンサマの語源はもしかしたら「美人様」なのかもしれません。
蓼科塾では「休む」神様ビジンサマにちなみ、ビジンサマのお膝元である信州から「休む」ためにふさわしい体に優しい食材を使い卵や乳製品などの動物性食材を使用せず昔ながらの伝統的な調味料で作る「ビジンサマレシピ」を提案しています。
信州といえば、麹を使った味噌や甘酒などの発酵食品や、蕎麦、キビ、アワなどの雑穀、山野草にきのこ、リンゴや杏、ぶどうなどのフルーツ、寒天や高野豆腐などの乾物類などなど、美味しくて体に良い食材の宝庫。中には美容・健康効果の高い食用ほおずきといった、あまり流通していない食材もあり、入手方法から調理方法までお伝えしていきます。
「ビジンサマレシピ」で美しく健やかな体づくり、してみませんか?
中村恭子●一般社団法人蓼科塾代表/地産地消料理研究家/健康管理士。 2011年東京都より長野県茅野市に移住し信州の地産地消に根ざした「ビジンサマレシピ」の開発を手がけている。
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