もともと薬味や香味野菜が大好きだという藤井恵さん。
「クレソンやパクチー、パセリなどはβ-カロテンやビタミンCを多く含み、抗酸化作用があります。また、消化吸収促進、食欲増進などの効果も期待できます。これらの香りは精神の安定が得られるとも言われていますし、いずれも食感豊か。セロリを生で食べるとシャキシャキ、玉ねぎをスープ仕立てにしたらトロッと柔らかく仕上がるなど、調理法によって変化する、さまざまなおいしさに出合えるはずです」
これら“新薬味”を使う上での注意点を聞いてみると、
「無意識的に水にさらしてしまうことがあるようですが、それによってビタミンも香りも損なわれてしまうことが。辛味などは空気に触れさせるだけでも飛ぶので、極力水にはさらさないこと。いずれも加熱しなくてもおいしくいただけますし、野菜が摂れるというだけでもうれしいですよね。たっぷり食べておいしく健康をめざしましょう」