たとえば古い絵葉書やポスターであれば、世の中にはそれなりにコレクターがいる。けれど、私が子どもの頃に描いたマンガ、手作りしたバッグ、ぱっとしない成績の通知表など、一体誰が必要としているのか。将来研究者が現れるような著名人でもない限り、持ち主が死んだらゴミになること必至のアイテムをいつまで抱えて生きているつもり?
そんな葛藤を抱えているのは私だけではないはず。
ということで今回は、同じ悩みを持つであろう方々に向けて、単に捨てるのではない思い出のデジタル化のご案内。用意するのは、スマートフォンと無料アプリのGoogleフォトだけです。
実は以前、プリンターのスキャナー機能を使って、文集やノートなどを1ページずつスキャンしようと試みたのですが、あまりの手間と時間にギブアップ。カメラでパシャっとやるだけなら3秒で済みます。
Googleフォトは、推奨サイズ(高画質)であれば無制限に保存できる上、「バックアップと同期」の設定がオンになっていれば撮った写真を勝手にクラウドにアップロードしてくれるスーパー便利なサービス。デジカメみたいにSDカードに溜まった写真を手作業でアップする必要もなく、日付や被写体ごとに勝手に分類してくれたりもします。
元の画像のクオリティを保ちながら保存する場合は、無料ストレージ分を超えると有料になりますが、今回のような思い出メモ帳的に使うなら推奨サイズで全く問題ないと思います。