くらし

有賀薫さんに教わる、缶詰、乾物、春雨を使ったスープジャーレシピ。

  • 撮影・青木和義 文・新田草子
有賀 薫(ありが・かおる)さん●スープ作家。2011年から毎日作っているスープが話題。著書に『朝10分でできるスープ弁当』『3000日以上、毎日スープを作り続けた有賀さんのがんばらないのにおいしいスープ』など。

「スープ弁当はまず主役の野菜を決め、ほかの食材を選びます。食材は多くても4種類ほどに」(有賀薫さん)

じゃがいもやにんじんなどはジャーに入れておけば保温で調理が進むので、事前に長時間煮る必要はない。

「肉や魚は火を通したほうが安心ですが、野菜は半煮え程度にとどめておくと、昼にちょうど食べ頃になります」

中身がよく分かるように写真ではいずれもたっぷりめに入れているが、実際に作るときはジャーの容量を守ること。

「また、スープを入れる前に、ジャーにお湯を入れて温めておくことも忘れずに。持ち運ぶときは、タオルなどでくるむと保温力が長持ちします」

スープ弁当、ここがコツ。

野菜から中身を組み立てる。

葉野菜、トマトなどの果菜、根菜類など何でもOK。余り野菜の消費にも活躍するスープ弁当だが、「一度に使うのは多くても4種類に。ジャーの容量が少ないので、多種類入れると何のスープか分かりにくくなってしまいます」。

ジャーはぴったりの大きさを。

メーカーが違っても保温力はほぼ変わらないので、好みで選んで。「ジャーの場合、大は小を兼ねません。300mlをメインに、主食も入れるときは380ml、など使い分けられるとベスト。量は、最大限入れると温かさが長持ちします」

だし食材を上手に活用。

切り干し大根などの乾物類やきのこは、大事なうまみ食材。少し入っているだけで、スープの素などを加えなくても味わい深い仕上がりになる。「保温の間にうまみが引き出されるので、塩分を控えめにしてもおいしく食べられます」

コク足し食材も便利。

だし食材と同じく重宝するのが、豆乳やチーズなど。少量でコクが出る。「トマトペーストやデミグラスソースも大活躍。いずれも1回使い切りタイプが便利です」。デミグラスソースは、1袋入れるだけで濃厚なビーフシチュー風に。

※中身が見えるよう、多めに入れて撮影しています。実際作るときは、ジャーの容量を守ってください。

『クロワッサン』1019号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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