くらし

【和田裕美のお悩み相談】過去を受け入れて前を向くにはどうしたらいいでしょう。

外資系教育会社でのフルコミッション営業で世界142カ国中第2位の成績を収めたキャリアを持つ和田裕美さんが読者の悩みに答える連載。今回は時間の流れの速さに押しつぶされそうな男性からの相談です。

<お悩み>

毎年、月日の流れるスピードが速まっているように感じてイヤになります。30代にもなると友達に既婚者が増えていくのですが、自分は予定なし……。私生活でも仕事でも、無駄に歳を重ねてしまったことがむなしくて、「あの時こうしていれば」と考えて落ち込んでしまうこともしばしばです。年々、涙もろくなってもいます。
興味の幅も狭まってきていて、新しいことを始めるのが億劫に感じます。
このまま代わり映えのしない生活を送りたくはないのですが、変わる兆しがないことが辛いです。
過去を受け入れて前を向くにはどうしたらいいでしょうか。
(中国独楽/男性/32歳、独身です)

和田裕美さんの回答

中国独楽さん、ありがとうございます。

えええ〜〜まだ32歳じゃないですか。
これからいっぱいチャンスがあるのでそんなに焦らずに!
過去がどうだったかは知らないですが
これからの人生をどう生きるかということに意識を向けて
どうせならもっと人生を楽しんでください。

さて、なんとなく感じる「焦燥感」は今の時代に生きる人には
多く見られる現象かと思います。

たとえばSNSの流行りは「いいね」の数という
「他人に決めてもらう幸せ」を一般的にしました。
つまりは「自分が幸せだと、他人に証明してもらって生きる」人が増えた。

そんな情報化社会の中で心が置き去りになってしまう。
周りの人が自分よりもすごくうまくいっていたり、
幸せに見えてしまう。これが焦燥感の実態です。

ウサギと亀ではないですが
ゆっくり歩く人もいれば速く走る人もいる。
自分と他人を比較して落ち込むことほど
無意味なことはないということです。

そして人生はまだまだいくらでも巻き返しできる。
まず安心しておいてください。
絶対安心しておいてください。

余談ですが……私は陽転思考ということを伝えていて
たまに小学校でも授業をしています。
これは「よかったと言えることないかな?」と
いいことやうれしいということに意識をむけて
ネガティブな思考グセを直す授業です。

「人生よかったカルタ」も使っていますが
10分くらいで子供達が
「試合に負けてよかった。なんでって?
次にがんばろうと思えたから」

「生まれてきてよかった!なんでって? お母さんと会えたから」
とポジティブな思考を身につけていくのです!
それだけで友達と仲良くしたり、成績が上がったりすることも
少なくないのです。効果が半端ないんです。
なぜってすべては考え方だから。
ネガティブな感情のまま
未来を見たら不安と心配だらけになるのは当たり前です。
今の感情を変えたら未来も変わる。

すごい変化がやってきます。
「よかった探し」をして
一回きりの人生、わくわくして生きてください!

和田裕美(わだひろみ)●作家・営業コンサルタント。京都生まれ。京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。書籍だけでなくラジオや会員サービス「パワースクール」など各種メディアで情報発信中。代表作に、『人に好かれる話し方』、『世界No.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』『人生を好転させる「新・陽転思考」』等。新刊に『稼げる技術』(ダイヤモンド社)、『タカラモノ』(双葉文庫)など。
⇒ 公式サイト

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