このセレクションは三色旗(縦と横)、トライアングル(左側に三角形がある)、スターに分かれている。つまり、世界中の国旗の多くはこの三つに分類されるということだ。実際やってみると、三色旗だけでも無限に近い組み合わせが成立する。
私はサッカーにはまっていた時期が二十年ほどあって、ワールドカップやアジア予選で色々な国の国旗を観たので、正答率は良い方だと思ったが、甘かった。世界は広い。
去年の大河ドラマ「いだてん」には、オリンピックの準備のために世界中の国旗を暗記している青年を職員に採用する逸話があった。笑える話だが、笑い事ではなかった。実はある国際大会で台湾の旗を上下逆に掲揚し、国際問題に発展しそうになったことがあったのだ。
現在、国の数は当時より増え、国旗が変わった国もある。コンピューターがあるとは言え、皆さん国旗には随分と神経を使うのだろう。
そして、世界中の国旗を観てしみじみと思ったのは、日章旗・日の丸の素晴らしさだ。一度見たら忘れない。誰でも描けるし、覚えられる。上下も左右も関係ない。世界一のグッドデザイン賞だと思う。
白地に赤く 日の丸染めて ああ美しい 日本の旗は