くらし

【山田ルイ53世のお悩み相談】通勤電車でのポジション選びに悩んでいます。

お笑いコンビ髭男爵のツッコミ担当で、作家としても活動中の山田ルイ53世さんが読者のお悩みに答える連載。今回は電車内でのマナーについて相談しました。
※この記事は、クロワッサン1007号(2019年10月10日発売)「お悩み相談・マナー編」からの転載です。
  • 撮影・中島慶子

<お悩み>
私は身長が低いせいか、満員電車に乗ると、長い髪を下ろしている人の毛先が顔にあたったり口に入ったりします。もっと困るのは、私に寄りかかってきてバランスをとる人。車内でどのポジションにいれば回避できるでしょうか。(さき/女性/30代会社員)

山田ルイ53世さんの回答

公共の場というのは、思い思いしたいように振る舞うか、あるいは我慢するか、そのせめぎ合い。
さきさんはおそらく後者、優しい気遣いの方なのでしょう。ご苦労お察しします。

寄りかかってくる人、これは確かに迷惑。すし詰めのラッシュ時に、自分で立つことを完全に放棄し、全体重を預けてくる。電車が揺れて偶然ぶつかったというのならまだ理解できますが、完全に脱力し、人をリクライニングの背もたれ扱い。勘弁してほしいものです。

“回避できる”場所……シューティングゲームでいうところの、ここにいれば敵の弾が絶対に当たらない「あんち(安全地帯)」は、電車には一つしかありません。ドアのすぐ横の、通称「戸袋のとこ」です。この人気スポット、通常人が立っていると、運慶・快慶状態となり、乗降の邪魔。皆、心の中で「チッ!」と舌打ちをしていることでしょう。

しかし幸いにも相談者は小柄とのこと。さほど場所もとらずスッポリあのスペースに収まる気がします。僕など、130㎏の巨体に加え、貴族衣装が詰め込まれたキャリーバッグを引き摺り移動するものですから、存在自体が嵩張り到底無理。混雑時は避け、とはいえ、仕事の入り時間には遅れられないので、随分早く家を出る羽目に。相談者が羨ましいくらいです。

山田ルイ53世●お笑いコンビ、髭男爵のツッコミ担当。本名、山田順三。幼い頃から秀才で兵庫県の名門中学に進学するも、引きこもりとなり、大検合格を経て愛媛大学に進学。その後中退し、芸人へ。著書に『ヒキコモリ漂流記』(マガジンハウス)、『一発屋芸人列伝』(新潮社)、近著に『一発屋芸人の不本意な日常』(朝日新聞出版)。
⇒ 公式ブログ

『クロワッサン』1007号より

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