くらし

セビーチェ(シーフードのマリネ)【口尾麻美さんのレシピ】

アジアからアフリカ、欧米まで。身近な魚の新しいおいしさを教えてくれるのは、世界中の台所で毎日作られている魚料理でした。
  • 撮影・小林キユウ 文・松本あかね

【ペルー】セビーチェ(シーフードのマリネ)

ライムの香り高い、漁師のまかない料理。

冷蔵庫のない時代、漁師たちがとれたての魚をさばき、ライムで締めて食べていたのが始まり。時間をおかず食べきる習慣の名残から、ペルーでは今でもセビーチェといえば朝や昼に食べるものだとか。「刺身はそのときどきの、お得なパックなどを利用して作ってみてください」。休日のブランチに冷えた白ワインといかが?

【材料(2〜3人分)】
真鯛、サーモン、えび、いか(刺身用)200g 赤玉ねぎ(薄切り)1/4個 A[ライムまたはレモン汁1個分 にんにく(すりおろし)1かけ 赤唐辛子または青唐辛子(みじん切り)約½本 香菜の葉(みじん切り)大さじ2 セロリの葉2枚 塩小さじ1/2 白こしょう少々] 付け合わせ[茹でたとうもろこし(輪切り)適宜 蒸したさつまいも(輪切り)適宜]

【作り方】
1.えびはさっと茹でる。魚といかは1.5cmほどの大きさに角切りにする。赤玉ねぎは水にさらしておく。
2.ボウルにAを混ぜ、1の魚介を入れてマリネする。
3.2に1の赤玉ねぎを加え混ぜてできあがり。好みで付け合わせを添える。

歯ごたえを残したいので、あまり小さく切らないこと。魚介は2〜3種類でも。「そのとき手に入るもので気軽に」

口尾麻美(くちお・あさみ)さん●料理研究家、フォトエッセイスト。“旅する料理家“”。世界各地で出合ったローカルフードを日本の台所で再現しやすいレシピで紹介。近著『はじめまして 電鍋レシピ』が重版決定。

『クロワッサン』1009号より

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