くらし

バルック・エキメッキ(さばサンド)【口尾麻美さんのレシピ】

アジアからアフリカ、欧米まで。身近な魚の新しいおいしさを教えてくれるのは、世界中の台所で毎日作られている魚料理でした。
  • 撮影・小林キユウ 文・松本あかね

【トルコ】バルック・エキメッキ (さばサンド)

塩さばで手軽に。トルコ版ファストフード。

屋台船で作られるイスタンブールの名物料理といえばこれ。焼いたさば、レタス、玉ねぎをエキメッキと呼ばれるパンで挟み、たっぷりのレモンを搾ってかぶりつく。「トルコのパンはふかっと柔らかくて、なんでも受け止めてくれる懐の深さがあります」。柔らかめのフランスパンか、フォカッチャでお試しを。

【材料(2人分)】
フランスパン(柔らかいタイプ。またはフォカッチャでも)1本 フィリング[塩さば(半身)1~2枚 塩適量 レタス2枚 赤玉ねぎ(スライス)少々] オリーブオイル少々 レモン(くし形切り)2個

【作り方】
1.さばは小骨を抜き、塩を振る(パンに挟むのでしっかりめに味をつける)。玉ねぎスライスは水にさらし、水気をきっておく。
2.フランスパンはさばより少し大きめの長さに切り、横に切れ目を入れ、オーブントースターで温める。
3.フライパンにオリーブオイルをひき、1のさばを焼き色がつくまで両面焼く。熱いうちにレモン汁を搾りかける。
4.2のフランスパンにレタス、焼いたさば、玉ねぎの順に挟み、食べるときにさらにたっぷりのレモン汁を搾っていただく。

オリーブオイルでこんがりさばを焼いたら、熱々にレモン汁をジュッ。酸味をふんだんに用いるのもトルコ料理の特徴だ。

口尾麻美(くちお・あさみ)さん●料理研究家、フォトエッセイスト。“旅する料理家“”。世界各地で出合ったローカルフードを日本の台所で再現しやすいレシピで紹介。近著『はじめまして 電鍋レシピ』が重版決定。

『クロワッサン』1009号より

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