さて、ゲーム開始。得点を重ね、赤ちゃんだった赤ずきんは小さな赤ずきん(以後A)にステップアップ。
さらにナタ持ちA→チーズA→猟師A→ワインA→お裁縫A→お花A→理系A→空飛ぶAと進んで、最後に現われるのは?
寂しげでどこか怪しい音楽、可愛いのに妙に不気味な赤ずきんのイラスト、可愛い声とミスマッチな怖いセリフ等々、このゲームがハッピーエンドでは終わらないことが随所に暗示されている。
お裁縫Aやお花Aは一見可愛い絵柄だが、「このハサミ、お肉も切れちゃうの」というセリフと共に血しぶきを飛ばして肉を切り、大きな花の中心は巨大な口を開けてエモノを呑み、かみ砕いてゆく……。
ああ、そして最後に登場するのは処刑赤ずきん! ネコ型鉄の処女を背後に従え、犠牲者を処刑し続ける。
このゲームで映画「ローズマリーの赤ちゃん」を思い出した。悪魔の子を妊娠した人妻の話だ。赤ずきんの母親も娘がこんな怪物になるとは夢にも思っていなかっただろうに。
実はこのゲーム、まだ終りではない。惨劇には続きがあるのだ!?