くらし

タイ風フライドチキンのレシピ【川津幸子さんの定番料理】

「家庭料理の香りと味は、幸福な記憶になる」とは、料理家・小林カツ代さんが生前残した言葉。
家族みんなの記憶に残るひと皿は、特別豪華でなくていい。一見地味でも、ただ“おいしい”だけでいいのです。そのために、定番料理をワンランクアップさせるコツをプロが指南。食卓を囲む笑顔がきっと増えますよ。
  • 撮影・青木和義 文・新田草子

タイ風フライドチキン

ナンプラーの旨味で何本でもいける、軽やかなから揚げ。

「味の決め手となるのはナンプラー。加熱すると独特の香りがマイルドになり、旨味が引き立つんです。少量で味がしっかりつくのでおすすめですよ。スペアリブは火が通るのが早いので、揚げすぎないように。パチパチという音がし始めてから1〜2分が目安です」

【材料(2人分)】
鶏スペアリブ320g 漬け汁[にんにくのすりおろし½かけ分 ナンプラー大さじ1 砂糖・こしょう各小さじ1/2] スイートチリソース・小麦粉・揚げ油各適量 香菜適量

【作り方】
1.漬け汁の材料をボウルに入れて混ぜ、鶏スペアリブを入れて絡め、30分ほど置く。
2.1の鶏肉に薄く小麦粉をまぶし、160度の油で香ばしく揚げる。
3.器に盛ってざく切りにした香菜を添え、スイートチリソースをつけて食べる。

【コツ!】

最小限の調味料で作った漬け汁を、鶏スペアリブによく揉み込んで下味をつける。 30分ほど置いておくとよい。
「家族が喜ぶから繰り返し作る。20年来の定番もたくさんあります」

川津幸子(かわつゆきこ)さん●福岡県出身。編集者を経て、料理研究家に。「家族や友だちが『おいしい』と言ってくれるから作る回数が増えて、それが自然と定番になっていくんですよね」。今回のラインナップも、「息子からのヒアリングを経て決まりました」。「100文字レシピ」シリーズほか、著書多数。

『クロワッサン』1005号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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