婦人科系の病気(子宮筋腫/子宮がん/卵巣がん)

原因と特徴

女性で激しい腰痛がある場合、婦人科系の病気の可能性があります。腰痛では、卵巣が腫れる卵巣嚢腫をはじめ、卵巣がねじれる卵巣茎捻転、受精卵が子宮内膜以外の場所に着床する子宮外妊娠、子宮にできる良性の腫瘍である子宮筋腫、子宮や卵巣に悪性腫瘍ができる子宮がんや卵巣がんが考えられます。卵巣茎捻転は卵巣嚢腫によって起こることが多く、卵巣嚢腫になっただけでは自覚症状はほとんどありませんが、卵巣茎捻転を起こすと激しい下腹部の痛みや腰痛があらわれるほか、痛みによる吐き気や嘔吐などもみられます。婦人科の病気は急を要する病態が多く、命に関わることもあるため、激しい腰痛がある場合には早めに婦人科を受診しましょう。

治療

病気に応じた婦人科的治療をします。卵巣嚢腫や卵巣茎捻転、子宮外妊娠では基本的に手術による治療が行われ、子宮がんや卵巣がんは手術によるがんの摘出が行われます。

監修

前田裕輔 (まえだ・ゆうすけ)

グランプロクリニック銀座院長

関西医科大学卒。内科専門医、日本抗加齢医学会専門医。

https://granpro-clinic.com/

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