ぎっくり腰

原因と特徴

何らかの動作をきっかけに突然腰が痛くなる病気であり、急性腰痛症ともいいます。
運動習慣のない人や、重いものを持ち上げる機会の多い人に起こりやすいとされており、急激に発症し、動作によって痛みが悪化するなどの特徴があります。また、明らかな神経痛や麻痺などがなく、比較的短期間で治るなどもぎっくり腰特有です。
その症状は、腰や背中を中心とした痛みであり、ひどい場合には動けなくなることもあります。その原因ははっきりしておらず、とくに負荷がなくてもささいなきっかけで発症します。
ほとんどの場合、1〜2週間程度で自然に回復しますが、時間がたっても症状の改善がみられない、下半身に痛みやしびれがある、などのケースでは、椎間板ヘルニアなどの病気が隠れていることがあります。

治療

ぎっくり腰は、数日から数週間で症状が落ち着き、自然に治ることもありますが、痛みが強い場合には、湿布や痛み止めなどで症状を緩和します。症状が改善しない場合は整形外科を受診することをおすすめします。

監修

前田裕輔 (まえだ・ゆうすけ)

グランプロクリニック銀座院長

関西医科大学卒。内科専門医、日本抗加齢医学会専門医。

https://granpro-clinic.com/

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