からだ

今からできるカンタン養生で、“水はけのいい体”を目指す。

  • 撮影・岩本慶三 文・太田佑子 協力・米倉竜太(「軆」Katachi-Trainer代表) イメージ写真/撮影・玉置順子(t.cube) スタイリング・白男川清美 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・怜花 撮影協力・UTUWA

【POINT5】ちょっとした不調は、ペットボトル温灸で解決。

ツボ付近を面で捉え、熱刺激を加えるペットボトル温灸は、若林さんが子どものために編み出したのが始まり。安全で、だれでもカンタンに温灸ができるため、ちょっとした不調なら自分で解決してしまうことができる。

「今回はまず、湿気を体から追い出すためのツボを使います」

足裏の失眠(しつみん)、湧泉(ゆうせん)、肘内側の尺沢(しゃくたく)、お腹の中脘(ちゅうかん)、膝下内側の陰陵泉(いんりょうせん)。さらに、疲労回復のためのツボ、膝下の足三里(あしさんり)、三陰交(さんいんこう)も教わった。

まず用意するのは、ホット専用のペットボトル。先に水を3分の1、次に沸騰した湯を注いで、70〜80度くらいに調節する。キャップのところを持って、ツボ付近に3〜5秒ほど当て、「アチッ」となったらすぐ離す。これを3〜5回繰り返すだけ。手や足などは必ず両側とも行う。

「人によっては熱さを感じにくい場所があるので、その場合はアチチとなるまで温灸を繰り返してください」

ただ、お灸は万能薬ではない。ダメージを和らげることはできるが、日々の不摂生を帳消しにはしてくれない。やはり「養生に勝る健康法なし」なのだ。

基本的な温灸の仕方。

ホット専用のペットボトルを用意する。70〜80度の湯を入れ、ツボの周辺に3〜5秒押し当て、熱さを感じたら離す。3〜5回繰り返す。肌に直接当てること。寝る前など毎日の習慣に。

湿気を追い出して、むくみのない体に。

[ 失眠(しつみん) ]足裏、かかとの中央にあるツボ。熱さを感じにくい人が多いので、繰り返し温灸すること。快眠のツボでもある。
[ 湧泉(ゆうせん) ]足指を握るようにした際、一番くぼんで見えるところ。エネルギーを司る。ここも熱を感じにくい。
【まとめて2つのツボを 温灸してしまう。】足裏にある失眠と湧泉の温灸を同時にするには、ペットボトルを床に置き、2つのツボに当てて踏むようにする。
[ 尺沢(しゃくたく) ]肘の内側、関節のしわの外側。肺の気の流れの上にあるツボ。皮膚が薄いため、比較的熱さを強く感じる。
[ 中脘(ちゅうかん)]へその真上、手のひら1枚分上。ペットボトルの底を当てる。熱さを感じやすい場所なので注意して。
[ 陰陵泉(いんりょうせん) ]内くるぶしから脛骨の内側を上に辿っていき、指が止まるところ。下痢のときなどにも使えるツボ。

夏疲れしてしまったときには。

[ 足三里(あしさんり) ]膝のお皿の下の外側にあるくぼみから指4本分下のところにある。胃腸が不調なときにも使えるツボ。
[ 三陰交(さんいんこう) ]内くるぶしから指4本分上のところ。3つの経絡が交わり、婦人科系の万能ツボとも言われる。

若林理砂(わかばやし・りさ)さん●鍼灸師、スタジオリブラ主宰。現代に即した養生法を説く人気鍼灸師。東京・戸越銀座に治療院、漢方薬店、道場を併設する「スタジオリブラ」をオープン。

『クロワッサン』999号より

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