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ウー・ウェンさんに教わる夏野菜のシンプルレシピ

乱れがちな自律神経を整え、野菜の力で水分補給。食材も手順もシンプルな夏レシピを料理家のウー・ウェンさんに教わります。
  • 撮影・青木和義 文・太田佑子

【夏の水分は、 野菜を丸ごと使って たっぷり摂りましょう。】

パプリカとズッキーニの蒸しもの

パプリカもズッキーニもやや大ぶりにカット。歯ごたえを残して蒸しあげる。
パプリカもズッキーニもやや大ぶりにカット。歯ごたえを残して蒸しあげる。

蒸し野菜のおいしさに開眼する一品! ポイントは「強火で2分、弱火で2分蒸したら火を止め、余熱で10分」。パプリカもズッキーニも瑞々しいまま、ふっくら蒸しあがる。あっさり味のたれと絡めて、箸が進む、進む。

【材料(4人分)】
パプリカ(赤・黄) 各1個
ズッキーニ 1本

[たれ]
 しょうゆ 大さじ1
 黒酢 大さじ1
 ごま油 大さじ1/2
 こしょう 少々

【作り方】
1.
パプリカのへたと種を除き、4等分に切る。ズッキーニは1.5cm厚さの輪切りに。
2.たれは材料をボウルに入れ、混ぜ合わせておく。
3.1を蒸気の立った蒸し器に入れ、強火2分、弱火2分で火を止め、そのまま10分置く。
4.3にたれをかけて和える。

オクラと卵のスープ

オクラはスープにすると水溶性の繊維が溶け込んで栄養を丸ごと摂ることができる。しかも片栗粉いらずでとろみも。ふわふわ卵のポイントは、「スープがかなりぐつぐつ沸き立ってから入れること。ボリュームがしっかり出ます」。

【材料(4人分)】
オクラ 12本
卵 3個
水 4カップ
味噌 大さじ2
こしょう 少々
油 大さじ1

【作り方】
1.オクラは5mm厚さの輪切りにする。
2.卵はボウルに割り入れ、溶き卵に。
3.鍋に油と味噌を入れて火にかける。香りが立ったら水を加え、煮立ったら1を入れる。
4.ぐつぐつと盛大に煮立ったところで溶き卵を流し入れ、ひと煮立ちさせてこしょうをふる。

トマトとナスの煮もの

ナスを食べると、じゅわっとトマトの旨味が染み出してくる。「ナスをトマトで煮る料理です。水を使うより栄養もたっぷりでしょう?」。トマトがくたくたになって形をなくすまで煮込むのがポイント。冷めてもおいしい。

【材料(4人分)】
トマト 2個
ナス 4本
ニンニク 1かけ
粗塩 小さじ1/3
こしょう 少々
油 大さじ1
ミョウガ 適宜

【作り方】
1.ナスの皮をところどころピーラーでむいて、一口大の乱切りにする。
2.トマトのへたを除き、乱切りにする。
3.フライパンに油とナスを入れて火にかけ、油がナスになじむように炒める。
4.トマトを入れ、ナスと炒め合わせて弱火にし、蓋をして5〜6分蒸し煮にする。
5.トマトがくたくたになったら粗塩、こしょうをふり、叩いて潰したニンニクを入れてさっと炒め合わせる。
6.器に盛り、好みでミョウガのせん切りをのせてできあがり。

気温が高いうえに湿気も多い日本の夏。つい冷たいものに手が伸びてしまうが、「中国では、自分の体温より低いものは、体に入れるなと言われて育ちます。だから夏場の水分は、瑞々しい夏野菜から摂ることがおすすめです」とウー・ウェンさん。

またこの季節は、冷房の効いた屋内と灼熱の屋外との温度差などで、自律神経も乱れがちに。

「そんなときは香味野菜が乱れた気を整えてくれます。大葉やミョウガなど日本にはおいしい香味野菜があるんですから使わない手はないですね。そして、疲れにくい体を作るには、上質なタンパク質が必要です。脂肪の少ない赤身肉や鶏肉、白身魚をさっぱりとした味付けでいただきましょう」

ウー・ウェンさん●料理家。素材のおいしさを少ない調味料と手順で引き出すのがウーさんの料理の真骨頂。読者の要望を受け『北京のやさしいおかゆ』が復刊されたばかり。

『クロワッサン』999号より

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