からだ

頭皮のむくみ解消法、夜のマッサージ編。

朝起きたとき、夕方疲れを感じたとき……。フェイスラインの崩れを感じることは多い。その理由が実は「頭皮のむくみ」にあったとは。頭皮がむくむメカニズムと解消法、それで得られる効果を深頭筋ヘッドセラピストの山本幸恵さんに教わった。
  • 撮影・玉置順子(t.cube/モデル) スタイリング・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・Asami 文・板倉ミキコ

【夜】頭のコリを取り、 翌日に疲れとたるみを残さない。

一日のコリや疲れをリセットし、深い眠りにつくためには、マッサージだけでなく、自律神経を整えることも心がけたい、と山本さん。

「“導眠マッサージ”と名付けた方法は、本当に気持ちよく、ペットボトルが首から外れた状態でそのまま眠っていることもあるほど」

首は頭を支える役割だけでなく、脳から体へ、神経と血管をつなぐ重要な役割も持っている。ここを温め、コリをほぐすことで、自律神経のバランスが整う効果も期待できる。

「寝る前の習慣にすれば、就寝中全身がリラックスして血流もよくなるので、寝起きの顔もスッキリ。朝、なんだか疲れが取れていないという人は特に、頭と首回りの疲れとコリを取ってから寝るようにしましょう」

自律神経にアクセスできる後頭部を温めながら“導眠マッサージ”。

ほぐす場所はここ
1.炭酸水用など、なるべく硬めの材質のペットボトル(500ml)を用意。45度程度のお湯を入れる。枕を外して平らな状態で横になり、首の付け根をペットボトルに乗せる。その状態でゆっくり腹式呼吸を3回行う。
2.ゆっくり頭を右側に倒し、そのままで腹式呼吸を3回繰り返す。
3.続いてゆっくり頭を左側に倒し、そのままで腹式呼吸を3回行う。
4.右側の首の付け根のくぼみにペットボトルの底を当てる。頭を右側に倒し、当たる部分を押し付けるようにしながら、ゆっくり腹式呼吸を3回行う。
5.左側の首の付け根のくぼみにペットボトルの底を当てる。頭を左側に倒し、当たる部分を押し付けるようにしながら、ゆっくり腹式呼吸を3回行う。

一日中酷使し、凝っている頭皮の筋肉をつまんでほぐす。

1.利き手の人差し指と親指を、額の中央の髪の生え際に当てる。強めの力で1、2と数えながら頭皮をつまみ、3でパッと離す。
2.指の位置を少し上にずらし、同様に頭皮をギューッとつまみ、パッと離す。
3.百会と呼ばれる頭頂のツボ周辺の頭皮を同様につまみ、パッと離す。1〜3を5回繰り返す。

山本幸恵さん
やまもと・ゆきえ 深頭筋ヘッドセラピスト
「深頭筋」にアプローチする独自の理論のもと、施術を行った人数はのべ3万人を超える。単なる美容にとどまらず、本質的な身体の健やかさを研究している。

タンクトップ8,000円(スリア/インターテック TEL.050-3821-2953)

『クロワッサン』996号より

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

SHARE

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

人気記事ランキング

  • 最新
  • 週間
  • 月間