【クッションファンデ・練りチーク兼リップ】このひと技で垢抜ける、TOMさんに教わる今どきメイクの新常識。
撮影・塩谷哲平(t.cube) スタイリング・鈴木のり子 ヘア&メイク・TOM モデル・秦まり子 文・菅野綾子
内側から輝くような艶と 自然な血色感で エイジレスな美肌を演出。
年齢を感じさせない若々しい肌の特徴といえば、輝くようなシアー感。クッションファンデを使えば、そんな艶肌を簡単に作ることができる。
「肌に艶が出るのはもちろん、カバー力にも優れているので、気になるシミや小ジワをきれいに隠してくれます。使い方はとっても簡単。下地や日焼け止めの役割も兼ねているので、スキンケアの後、そのまま軽く叩き込むように塗るだけ。クッションファンデを使ったことがないという方は、“テカっているかも”とはじめは不安になるかもしれませんが、それは皮脂ではなく大切な潤い。せっかくの艶肌を台無しにしてしまわないよう、くれぐれもその上からパウダーをはたかないようにしてください。ヨレが気になる人は、厚く塗りすぎている証拠。顔に塗る前に手の甲で軽く押さえるなどして、パフについた液の量を調整しましょう」
潤った艶肌をいかすため、チークもパウダータイプは使わないこと。
「練りチークなら、潤いはそのままに、内側から上気しているような自然な血色感を与えることができます。色は肌馴染みのいいアプリコット系がベター。最近はリップ兼用のものも多いので、頬と唇の色を揃えることで、もともと血色がよい顔であるかのような若々しい印象に。さらに、パウダーよりリタッチしやすく、2 in1ならではの時短というメリットも。濃くなりすぎないよう、少しずつ足していくのがポイントです」
TOM(とむ)●ヘア&メイクアップアーティスト。ロンドンカレッジオブファッションにてヘアメイクを学ぶ。美しい色使いや透明感のあるメイクに定評があり、様々なメディアで活躍中。
『クロワッサン』992号より