【YUKIEさん・美容オイルコンシェルジュ】オイル美容の達人に聞く、顔・髪・体、とっておきの使い方。
オイル美容を始めてみたいけど、使い方が分からない……。そんな人のためにオイル好き7人が顔、髪、体、全身への活用術を伝授します。
撮影・黒川ひろみ、青木和義
水分保持力が低い日本人の肌。オイルで潤いのヴェールを作って。
「日本人の肌の水分保持力は、欧米人のわずか4分の1程度で、60歳を超えると20分の1以下にまで低下するとも。だから、どれだけ肌に水分を閉じ込められるかが、美肌を育むカギとなります」とオイル美容家のYUKIEさん。
「効果的なのはバスタイム。水気を含んだ肌にオイルを塗布することで、水分を閉じ込めながら保湿してくれます」
また、オイル美容初心者が注意すべきは、保存期間と保管方法だという。
「新鮮さを保つにはできるだけ3カ月以内で使い切ること。熱・空気・光に弱いものが多いので、オイルの種類によっては、遮光ボトルがおすすめです」
ハンドプレスで、優しく全身をマッサージ。
皮脂成分の“ワックスエステル”が補えるホホバオイル100%。
「全身に使える万能オイルです。塗布した時のベタつきを軽減するには、手の温もりで押し込むようにハンドプレス。キューティクルも保護してくれるので、髪の毛や頭皮、爪のケアにも」
くすみをケアして優雅なバスタイムを。
「美白作用がある柚子種子油が含まれています。湯船に数滴入れると柚子風呂に様変わりして、お湯がやわらかく。粉末状の塩、雪塩(約30g)とオイル8滴を混ぜてバスソルトにすると、より体の芯から温まりますよ」
月桃の葉、茎、根を丸々抽出。下地としても、化粧直しにも。
ハリへ働きかける成分が豊富な、沖縄産の月桃エキスを配合。
「基本は顔用に。朝の化粧下地に数滴混ぜれば、肌のつや出し効果も。化粧崩れが目立つ目元に指の腹でなじませれば、よれた化粧が目立たなくなります」
『クロワッサン』986号より
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