薄毛は男性の悩みというイメージがありますが、女性でも、40歳ぐらいから抜け毛・薄毛の悩みが増えていきます。
その2大原因としてあげられるのが、女性ホルモンの低下と血流の低下です。
「美しい髪の保持に関係しているのは、エストロゲンという女性ホルモン。40歳ごろから、エストロゲンの急激な減少により、ヘアサイクルが変化して髪が十分育たないまま抜け落ちてしまったり、髪が細くなったりして、薄毛が目立つようになります。また、頭皮の血流が悪くなると、髪の成長に必要な栄養素が毛根に行き渡らず、髪質が悪くなったり薄毛になりやすくなります」と医師の浜中聡子さん。
女性の薄毛には、いくつかタイプがあります。
一部の毛髪がごそっと抜けてしまう「円形脱毛症」、産後に抜け毛が増える「分娩後脱毛症」、頭皮全体が薄くなる「びまん性脱毛症」、いつも同じ結び方をしているなど、髪が継続的に引っ張られることで起こる「牽引性脱毛症」などです。
このうち、女性に多いのは「びまん性脱毛症」。加齢のほか、ストレスやダイエットなども原因に。頭頂部から薄毛になり、髪の分け目が透けて見えたり、全体的に薄くなっていくケースが多いそうです。