からだ

Vol.54 抜け毛が増えて悩んでいます。【40歳からのからだ塾WEB版】

「髪は顔の額縁」なんていわれるように、女性にとって髪は第一印象を決める大事なパーツ。と、同時に年齢変化を感じやすい部分でもありますよね。
女性の40代〜50代は、ボリュームが出にくい、分け目が目立つ、1つに結ぶと寂しい印象になるなど、薄毛の訴えが最も多い年齢だそうです。髪にハリ・コシがなくなってきたなど、髪質の悪化も薄毛の原因に。
でも、「年齢だから」と諦める必要はなく、最近では、治療によって髪量をある程度回復させることが可能になっています。今回は、抜け毛・薄毛の悩みはどうしたら解消できるのか、女性専門の頭髪治療にあたっている医師の浜中聡子さんに聞きました。
  • 文・及川夕子 イラストレーション・小迎裕美子

2大原因は女性ホルモンの低下と血流の低下

薄毛は男性の悩みというイメージがありますが、女性でも、40歳ぐらいから抜け毛・薄毛の悩みが増えていきます。

その2大原因としてあげられるのが、女性ホルモンの低下と血流の低下です。
「美しい髪の保持に関係しているのは、エストロゲンという女性ホルモン。40歳ごろから、エストロゲンの急激な減少により、ヘアサイクルが変化して髪が十分育たないまま抜け落ちてしまったり、髪が細くなったりして、薄毛が目立つようになります。また、頭皮の血流が悪くなると、髪の成長に必要な栄養素が毛根に行き渡らず、髪質が悪くなったり薄毛になりやすくなります」と医師の浜中聡子さん。

女性の薄毛には、いくつかタイプがあります。
一部の毛髪がごそっと抜けてしまう「円形脱毛症」、産後に抜け毛が増える「分娩後脱毛症」、頭皮全体が薄くなる「びまん性脱毛症」、いつも同じ結び方をしているなど、髪が継続的に引っ張られることで起こる「牽引性脱毛症」などです。
このうち、女性に多いのは「びまん性脱毛症」。加齢のほか、ストレスやダイエットなども原因に。頭頂部から薄毛になり、髪の分け目が透けて見えたり、全体的に薄くなっていくケースが多いそうです。

加齢性の薄毛は頭髪専門外来で相談

加齢変化は、誰にでも起こること。とはいえ、肌もお手入れが大切なように、セルフケアの見直しで、薄毛もある程度予防することはできます。
例えば、栄養の偏り、運動不足、睡眠の質の低下、心身のストレスなどは、毛髪にも頭皮にも悪影響。抜け毛・薄毛を進行させたくなければ、生活習慣の見直しは必須です。

ただ、ケアをしても毛髪の状態は、徐々にじわじわ下り坂になっていくのは事実。セルフケアで改善がみられない場合は、専門医に相談を。
浜中さんによると、受診科は以下のように分けられます。

円形脱毛症や頭皮のトラブル(湿疹など)
→皮膚科へ(一部保険診療が適用となる)

加齢性の薄毛治療
→頭髪専門外来へ(保険適用外、自由診療)

「女性の薄毛で最も多いびまん性脱毛は、頭髪専門のクリニックで相談すると治療の幅が広いのでおすすめです」とのことでした。

実際の治療でどんな効果が出るのかも、気になりますよね。
症例を見せていただきました。

薄毛治療の症例(女性・50代)

加齢に伴う女性ホルモンの低下や持病である内科疾患などによるびまん性脱毛症と診断。内服薬と外用薬による治療を行った。

資料提供:ウィメンズヘルスクリニック東京

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