薄毛の治療には、様々な方法があり、生活指導なども行いながら、その人に合った治療法を選ぶそうです。
「一般には、発毛効果が高いミノキシジルという成分を中心に、血流を良くしたり発毛を促したりする治療を行います。併せて髪の育成に必要な成分として亜鉛、ビオチン、ビタミンB群・C、アミノ酸などをサプリメントで補うのも有効。点滴やPRP(多血小板血漿)治療などもあり、その人に合った治療をしていきます」(浜中さん)
まずはカウンセリングから始まり、診察、検査などを経て治療方針が始まると、最低でも数ヵ月は状況を見ながら通院し、経過観察をしながら治療を継続することになります。浜中さんが院長を務める頭髪外来では、約8割の人にハリコシが出てきた、髪の厚みが安定してきたなどの治療の効果がみられるそう。
髪が増えてきたら治療をやめられるの?という問いには、「治療をやめると元の状態に戻っていきますから、よい状態を保つには、引き続きメンテナンスをしていくことが重要になります」と話していました。