薄毛・白髪をカバーするウィッグ&エクステに挑戦。
撮影・小笠原真紀 スタイリング・白男川清美 モデル・石井たまよ 文・恒木綾子
初めてのウィッグ& エクステおしゃれ。
年を重ねて薄くなってきた前髪や生え際の白髪……。そんな世代の髪悩みをカバーしてくれるのがウィッグ。
「フルウィッグではなく、手のひらにのるくらいの部分ウィッグを選べば初心者でも簡単。毛先より根元の髪色に合わせて選ぶのが、よりナチュラルに見せるコツです」(ヘア&メイクアップアーティスト・高松由佳さん)。
そして、顔まわりを華やかに見せてくれるのが、シールでつけるタイプのカラーエクステ。
「ピンでつけるタイプと違い、根元が膨らむ心配もないのでショートカットの人でも使いやすく、素材が人毛なら仕上がりも自然。オイルやリムーバーで簡単にオフできるので、アクセサリー感覚で気軽に楽しんでみてください」
薄毛・白髪が 気になるなら、地肌つきタイプ。
部分ウィッグの中でも、薄い前髪やすぐに伸びてくる生え際の白髪隠しには、地肌つきのタイプがおすすめ。
「本物の生え際のような地肌がついていて、上から見た時も自然な仕上がり。あらかじめ地毛にオイル等をつけてツヤを出しておくと、髪の質感もウィッグになじみやすくなります」(高松さん)
人毛100% ファッションウィッグ(部分タイプ)
(1)鏡を見ながらつける位置を調整。
(2)地毛を巻き込むようにピンを留める。
(3)トップを押さえたままブラシで整える。
アクセサリー感覚で華やかさを上げる、ソフトウェーブ。
全体的に毛量が少なく、もっとボリュームを出したいという人は、ソフトウェーブタイプを選ぶのが正解。
「もともと根元が立ち上がったウェーブタイプのウィッグなら、テクニックいらずで自然なボリューム感が。ただのせるだけで立体的に仕上がるので、ブローが苦手な人にもおすすめです」
Swanee部分ウィッグ 栗色
顔まわりを明るくおしゃれ感アップ、シールエクステ。
インナーカラーやハイライトのように、顔まわりを明るく見せたい人はシールタイプのカラーエクステを。
「カラーをしたいけどダメージが気になるという人にも向いています。金髪だと光の加減によって白髪に見えることもあるので、あえてこれくらいのアクセントカラーを選ぶといいです」
(1)耳の後ろあたりの毛束を薄く取る。
(2)取った毛束の内側にエクステを貼る。
(3)地毛を挟み込むようにして、上からもエクステを重ねる。
『クロワッサン』1100号より