からだ

【肌色の悪さ編】肌悩みに必要なコスメはこれ。

老け感を左右するのは、シミなど点の問題よりも顔全体の印象。その鍵となる肌悩みについて、倉田真由美さんが解説します。
  • 文・倉田真由美 撮影・金子吉輝 イラストレーション・山下カヨコ

【肌色の悪さ】ぱっと見の印象を決める肌色。大人の場合は、内側の明るさも大切。

「顔色」という言葉には、その人の気持ちや心情を表す意味もあるように、肌色は、第一印象を大きく左右する要素。舞台に立つ女優は、若い役を演じるときには明るい白ピンク系、年配の役を演じるときには、暗く沈んだイエローオークル系のドーランを肌に塗る、と話していた。肌色を変えることで、年齢の印象を変えることができるとは、実に興味深い話だ。

肌色というと、紫外線やメラニンの作用を思い浮かべる人がほとんどだと思う。けれど、私たち大人の場合は、それに加え、その他の要因が、複雑に絡み合っているケースが多い。たとえば、肌の糖化。もともとは透明な色をしているコラーゲンやケラチンが、糖と結びつくことで、黄色、もしくは茶褐色に変色してしまう老化現象の一つだ。肌の色は、表面的なものではなく、透けて見える内側の色が関係しているため、肌内部の糖化によってどんよりと沈んだ色に見えてしまうのだ。

また同様に、血液の色も大きく影響している。多くの人の場合、年齢とともに呼吸が浅くなり、それにより血液中のヘモグロビン量が減少する。そこに運動不足や栄養不足が加わると、血液が、どす黒い色になる傾向に。これが、イキイキとした明るい血色感を損なわせている一因になっている。

さらに、肌のフィルターのような存在といえるのが角層の状態。角層が乾燥して不均一になっていたり、キメが荒れていると、肌表面に微細な影が発生。透明感が損なわれ、濁ったような暗い印象の肌になる。

メラニンを抑制するとともに肌の内側にも働きかけるケアを。

もちろん、メラニン色素を過剰に生成させないことも重要なポイント。そもそも肌の防御機能の一つであるメラニンは、紫外線はもとより、大気汚染物質やパソコンなどから発せられるブルーライト、こする、引っ掻くといった物理的な刺激など、あらゆる刺激によって過剰につくられてしまう。肌はとても記憶力がいいので、ずっと以前、たとえば子供の頃や若かりし日に浴びた紫外線のことも記憶しており、ある日、それが不意に反応し、シミを濃くしてしまうこともある。よって、記憶として残っている“シミの芽”を露見させないよう夜だけではなく日中も、肌を手厚く保護し、あらゆる刺激から守ることが欠かせない。

肌表面のメラニンのコントロールに加え、肌の内側の要因も同時にケアする化粧品を取り入れること。しっとり、つややかな肌になるだけでも肌色の印象は大きく変わる。そして、適度な運動をしたり深呼吸をすることも大事。舞台に立つわけではないけれど、“若い役”ができるような明るい血色感にあふれた肌印象を保ちたい。

日焼け歴に肌のトーン……自分の肌色に適した美白アイテムを選ぼう。

《肌色 1》昔さんざん日焼けして、頬や目元にシミ・ソバカスがくっきり。

シミの原因を根本から断ち切るようなアプローチ。

(左から)
1. ソフィーナ ホワイトプロフェッショナル 美白美容液ET
美白有効成分カモミラETが過剰なメラニン生成を未然に防ぐ。「シミの根本原因に働きかけるのが頼もしい。肌にすっと溶け込む軽やかな質感」(倉田さん)。[医薬部外品] 40g 5,500円※編集部調べ(花王 TEL:0120-165-691)

2. HAKU メラノフォーカス V
2種の美白有効成分がシミの生成連鎖を抑止。「シミ・くすみはもちろん、程よい保湿で肌のキメも整え、肌質を向上。季節を問わず、乾燥肌の人にも」。[医薬部外品] 45g 1万円※編集部調べ(資生堂 TEL:0120-81-4710)

3. エクイタンス ホワイトロジー エッセンス
美白有効成分と抗炎症有効成分を配合し、シミ発生ルートに多段階でアプローチ。「新技術で成分を肌の奥へ。同シリーズの美容ドリンクとの併用もおすすめ」。[医薬部外品] 30g 1万円(サンスター通信販売 TEL:0120-180-891)

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