からだ

緊張でお腹を壊す、顔が強ばるときのツボストレッチ。

鍼灸按摩マッサージ指圧師、リンパドレナージセラピストの柳本真弓さんに教わるツボ・ストレッチ緊張編。
  • ライター 齋藤優子  イラストレーション 中村久美

緊張でお腹を壊す

章門(しょうもん)を押しながら、腰を回す

場所:脇を締めた時に肘が当たるところ

方法:章門に親指をおいて、腰をグルッと回す。右回し、左回し、両方行う。

[ 体の不調にも効く ]

腹痛 
お腹のはり 
下痢 
吐き気

章門は、お腹の調子を整える時によく使われるツボ。ここを刺激して、お腹に働きかけ、さらに腰をグルッと回して、滞っているお腹のあたりのエネルギーの流れも大きく動かします。

緊張して顔がこわばる

顴髎(けんりょう)を押し上げる

場所:頬骨のいちばん高いところの下のくぼみ。目尻の線上

方法:頬骨を支えるような気持ちで顴髎に手をおき、頬の筋肉ごと、やさしく押し上げる。

[ 体の不調にも効く ]

歯痛 
三叉神経痛 
眼精疲労

顴髎は顔のゆがみを整える時にも使われるツボで、こわばりやすいところ。押し上げて、目や口のまわりの筋肉を緩め、こわばりをほぐします。筋肉が緩めば、自然と緊張もやわらぎます。

『Dr.クロワッサン 心が弱ったときのツボストレッチ。』
柳本 真弓 監修
定価:850円 (税込)

肩こり、腰痛、ダイエット……、ツボは体をよくしたいときに押すものと決めつけていませんか。
イラっとしたとき、むなしいときなどにも、ツボは効果を発揮します。

心と体は表裏一体なのです。
眠る前に、今日一日の心の疲れもリセットしてみてください。

[ 監修 ]柳本真弓(やなもと まゆみ) 鍼灸按摩マッサージ指圧師、リンパドレナージセラピスト、『目白鍼灸院』院長。

大学卒業後、ひょんなことから興味を抱き、一念発起して鍼灸の世界へ飛び込む。鍼灸師として、さぁこれからという時に、“怖くて電車に乗れない”という試練に遭う。勤務鍼灸師として働いている時も、壁にぶち当たること多々。壁を乗り越えたい! 治療技術に自信を持ちたい! と門を叩いた北海道の師匠の元での修業も終え、何とか鍼灸専門院を開業するまでこぎつける。コンプレックスのかけらもなさそうに見えて、実は、日々あっちで傷つき、こっちでへこみ、ちょいちょい落ち込む。だからこそ患者にも言葉が響き、10年間来院者が後を絶たない。ちなみに、話しぶりもまた、見た目の印象とは裏腹に、かなりあけっぴろげ。「ものすごいクセ毛なんですけど、ブローするのもパーマかけるのも面倒臭くて」というわけで、前髪まですっきりと後ろにまとめたポニーテール姿で、日々治療を行っている。

http://mejiroacu.com

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