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【猫背・背中のコリ編】つらい時に効果を感じる、症状別ストレッチ。

身体が硬かったり、痛みを抱えている人でも取り組める、簡単で安全なセルフストレッチでトラブルに対処しよう。

撮影・清水朝子 モデル・SAORI

【猫背・巻き肩】立ち姿勢ではむずかしい矯正を、気持ちよく脱力しつつ。

横になって脱力した状態で、肩甲骨と肩甲骨の間にビニールボールを2個並べ、その上をゴロゴロするのが基本。猫背ぎみの人が「いい立ち姿勢になって」と意識すると、胸を張りすぎた緊張感ある立ち方になってしまいがち。ところが、この方法なら自重だけで無理な力が入らないまま胸が開き、肩をリラックスさせて腕を回すことができる。ストレッチ後にボールを抜くと、自然と肩甲骨が床に付くようになる。左右を1セットとして行って。また、背中に置くボールの位置が上すぎると頚椎が苦しくなるので避けること。

ビニールボール2個を左右の肩甲骨の間に入れる。位置は多少、上下してもいいが、上すぎは注意。
ビニールボール2個を左右の肩甲骨の間に入れる。位置は多少、上下してもいいが、上すぎは注意。
1. 仰向けになり、左右の肩甲骨の間にボールを2個入れて、両腕を横に開く。
1. 仰向けになり、左右の肩甲骨の間にボールを2個入れて、両腕を横に開く。
2. 腕が左に引っ張られるように、左側のボールの上に乗っていく感覚で、動いていく。
2. 腕が左に引っ張られるように、左側のボールの上に乗っていく感覚で、動いていく。
3. 左に引っ張られたまま、右腕を床沿いに大きく内回しさせる。反対側も同様に。
3. 左に引っ張られたまま、右腕を床沿いに大きく内回しさせる。反対側も同様に。
3を上から見た腕の動かし方
3を上から見た腕の動かし方
1. 仰向けになり、左右の肩甲骨の間にボールを2個入れて、両腕を横に開く。
2. 腕が左に引っ張られるように、左側のボールの上に乗っていく感覚で、動いていく。
3. 左に引っ張られたまま、右腕を床沿いに大きく内回しさせる。反対側も同様に。
3を上から見た腕の動かし方
[NG]ボールの位置が上すぎると、背中が浮き、頚椎が曲がった苦しい姿勢になってしまう。10~15分くらい寝ていても大丈夫な位置に動かして。
[NG]ボールの位置が上すぎると、背中が浮き、頚椎が曲がった苦しい姿勢になってしまう。10~15分くらい寝ていても大丈夫な位置に動かして。

小笠原恭子(おがさわら・きょうこ)●整体師、ダンス・ストレッチ講師。女性専用の整体院『整体や 三日月』で女性ならではの不調にマンツーマンで対応。20年以上のダンスインストラクター歴をもとに、柔軟性のある動ける身体を作る。

『クロワッサン』967号より

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