野菜中心から、たんぱく質を加えた食事に取り組むことになった、ローフードマイスターの志村双葉さん。
「和定食をイメージして、魚介、卵、大豆製品などたんぱく質の入ったメイン料理に常備菜1〜2品、野菜サラダ、汁物というスタイルにしました。ただ私の場合、肉を食べないので焼き魚が手っ取り早いんです。でも毎日だと飽きてしまうんですよね」
そこで食材のたんぱく質量を調べると、魚介ではかつお節、大豆製品では高野豆腐が高いことがわかった。
「高野豆腐って煮しめしか浮かばないですよね。でも味付けして揚げたら香ばしさがあってイケるんです。大豆製品は貴重なたんぱく源になるので、納豆や豆腐、厚揚げなどもよく使うようになりましたね」
作り置きの常備菜は志村さんがふだんの食事で取り入れているロー(生の食材)で簡単に作れる。
「切り干し大根とかミネラルたっぷりの乾物や野菜をふんだんに使って浅漬けやマリネにすれば、冷蔵庫で保存しておけるし、時間が経つほどに味がなじんでおいしくなります」
そんな志村さんが今回作った料理は定番のそうざいを工夫して、どれも簡単に作れるものばかりだ。