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【動画】Vol.8 きのこおこわ【白崎茶会のオーガニックレシピ】

クロワッサンで「きょうもおいしくな〜れ!」という連載をしている白崎裕子です。秋になると、なぜか「おこわ」が恋しくなりませんか。栗やぎんなん、きのこ。根菜もたっぷり入れて。でも、面倒、難しそう、おこわなんて、とうてい自分が作れると思えない。そんなふうに感じている人は意外と多いのではないでしょうか? でも、実は、蒸しおこわは、水加減がいらないので、炊き込みごはんより、ずっとかんたんなんです! それも、途中で調味料とお好みの具材を混ぜる「超かんたん」な方法を紹介します。

2回蒸すだけ。失敗しない「きのこおこわ」です。

このレシピなら、打ち水はいりません。蒸し器に入れて20分。調味料につけておいた材料と混ぜて、もう一度蒸すこと20分。半生まで蒸したもち米が、調味料や具材から出た水分をちゃんと吸ってくれるんです。

材料(作りやすい分量)
もち米(白米・分づきどちらでも)・・・500g
好みのきのこ(2種類以上)・・・・・・150g
ツナ・・・・・・・・・・・・・・・・1缶
にんじん・・・・・・・・・・・・・・1/2本(50g)
ぎんなん(ドライパック)・・・・・・適量(なくてもよい)
A しょうゆ・酒・みりん・・・・・各大匙2
塩・・・・・・・・・・・・・・小匙1/2

作り方
①もち米を洗ってたっぷりの水に一晩浸水し、固くしぼった布巾を敷いた蒸し器に入れ、箸などで穴をいくつかあけておく。強火で、蒸気がたってから20分蒸す。
②大きめのボウルに、食べやすくカットした、きのこ、にんじん、軽く油分をきったツナ、きんなんを入れ、Aを加えてよく混ぜておく。
③蒸したもち米を、②のボウルに入れてよく混ぜ、布巾を敷いた蒸し器にもどし、さらに20分加熱する。

白米と五分づき米は一晩水につけますが、玄米の場合は、二晩つけてください。
20分蒸したもち米と具材を混ぜます。
混ぜたもの。米がつぶれることもありません。これを、再度20分蒸して、できあがり。

食卓に蒸籠ごと、ど〜んと出してしまいましょう。洗い物も少なくて楽ちんですし、冷めたらすぐに蒸し直せます。

調味料(しょうゆ、酒、みりん各大匙・塩小匙1/2)の配合さえ覚えておけば、具材は何でもOK。ごぼうやれんこん、油あげ、甘栗など、お好みのものを入れて楽しんでください。

でも実は、きのこだけのきのこおこわもおいしいんですよ。

中華おこわにしたい場合は、ごま油に生姜やにんにくを加えると、たちまち変身します。
ツナの代わりに、干しエビ、油揚げ、鶏肉を入れてもいいですね。油分を入れてあげるとおいしくできるんです。

先月、マガジンハウスから新しい本を出しました。「白崎茶会のあたらしいおやつ ~小麦粉を使わないかんたんレシピ~」。小麦粉も、卵も、乳も使わないおやつ50レシピを紹介しています。1,400円です。

次回は、「豆乳マヨネーズのサンドイッチ」を紹介します!

白崎 裕子
しらさき ひろこ
料理研究家
海辺に建つ築80年の古民家にてオーガニック料理教室「白崎茶会」を開催。岡倉天心を師と仰ぎ、日々レシピ製作と教室に明け暮れている。著書に「秘密のストックレシピ」「白崎茶会のあたらしいおやつ」(マガジンハウス刊)が絶賛発売中。座右の銘は「魂こがしてパンこがさず」。好きな調理道具は穴あきベラ。
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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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