リップスティックで秋の準備を──入江信子のビューティージャーナル
ビューティーエディター・入江信子さんが選ぶ、「リップ」。
撮影・久々江 満 スタイリング・山本瑶奈
年齢を重ねるほどに思います。人の印象をいちばん変えるコスメは、顔に端的に血色感を与える口紅だと。だからこそ季節の変わり目、メイクの鮮度を上げたいなら、口紅から手に取りたい。今秋はひと味違う質感や機能に注目が集まりそうで、まずひとつはマットリップ。このところつややかな口紅が全盛だったのですが、光沢を抑えた質感が復権の兆しです。マットとはいっても、乾燥しそうなテクスチャーではなく、ほんのり光をはらんでいるのが今っぽいところ。薄膜で密着感が高いRMK、サテンライクな輝きを秘めたコスメデコルテ、どちらも優しい表情をつくります。一方、ツヤリップの注目株KANEBOは唇の輪郭まで鮮明に発色し、フォルムを際立たせるという大人にうれしい機能がウリ。まとえば、顔に生き生き感が宿ります。
『クロワッサン』1171号より
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